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VR認知症体験で知る、新たな世界

VRは、現実ではできないさまざまな体験を可能とします。メタバースニュースでも、これまで、宇宙旅行や世界各地への旅行や、発達障害などの体験ができるVRコンテンツについてご紹介してきました。

今回ご紹介したいのは、VRでできる「認知症体験」です。具体的にどのような体験ができるのか、この体験を通して何を得ることができるのかを、解説していきます。

VR認知症体験とは

VR認知症体験の動画を提供しているのは、千葉県と沖縄県にオフィスを構える株式会社シルバーウッドです。シルバーウッドでは高齢者住宅や施設の運営を事業の一部として行っており、別事業でVRコンテンツの企画・開発も実施しています。

高齢者施設運営で得た認知症の方のさまざまな特徴を、多くの方に体験し、理解してもらいたいという思いから、動画制作に至りました。

認知症体験を通して得られる教訓は

認知症を体験するコンテンツ「VR 認知症」では、認知症の中核症状を自身のこととして体験することができます。認知症のいくつかの症状を、VRゴーグルを装着して体験し、その状況でどういったことを感じ、そのとき何を思うのかを考えます。

認知症になったことのない方は、認知症の方の感情を、想像でしか知ることができません。しかし、VR動画を通して実際に体験することで、「実際はこう思っていたんだ」「◎◎だからこのような行動に至ってしまうんだ」ということを学び、認知症の方の思いをよりリアルに汲むことができるようになります。

このVRコンテンツは、認知症の表面的な行動として代表的なのは、徘徊や入浴拒否、暴力、暴言などが、「認知症だから」という一言で片づけられないように、皆で考え、理解することにつながるプログラムです。VR体験のあとには「認知症の方本人の問題」という考え方ではなく、「周囲の理解やコミュニケーションの問題が潜んでいる」という教訓を得ることができ、認知症の方との接し方の改善へとつながることが期待されます。

コンテンツの実績

今回ご紹介した認知症に関するVRコンテンツは、2021年12月現在、およそ85000人の方が体験されています。医療・介護施設はもちろん、行政機関や教育機関、一般企業でもVR体験が実施されており、テレビや新聞などでも多く取り上げられています。

体験者の方からは「理解していたつもりだが、症状を見ているだけで本人を見ていないことに気付いた」「講義で学んだこととは全く異なる理解で驚いた」「認知症に対する負のイメージがなくなった」「専門書を何冊も読むよりもわかりやすく、勉強になった」などの声が寄せられており、このコンテンツが多くの方の認知症の理解に大いに貢献していることがわかります。

教科書や授業で学ぶのではなく、本人の立場を体験することで、認知症がどういったものなのか、本人は何を感じていて、周りはどうすべきなのかがわかります。これは、「VRコンテンツでしか実現できない学び」ではないでしょうか。

VRの可能性はこれからも広がる

エンタメをはじめ、教育や医療、サービスなどさまざまな分野で活躍するVR。今回ご紹介した認知症体験や、冒頭でご紹介した複数の体験のように、誰かの立場に立って考えることにも役立ちます。今後も可能性が広がることが期待されるVRを活用し、人間力を養っていきたいところですね。

メタツアーズでも、世界的に注目されているSDGsの問題を「自分ごと」として学べる「デジタル教科書」というコンテンツをご提供しています。ただ世界が実現に向かって努力している問題を知るだけではなく、どう解決すべきか、どう行動すべきかを仲間と考え、学べるデジタル教科書で、VRやドローンに触れながら、SDGsへの理解を深めていくことが可能です。

その他のさまざまなコンテンツもぜひご活用いただき、VRの世界に多く触れていってください。

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