VRコンテンツの1つに、思い出の世界に入り込めるというものがあります。過去に戻れる、思い出をリアルに体感できるコンテンツということで、詳しい内容が気になる方もいるのではないでしょうか。
今回は、思い出VRの詳しい内容や効果などをご紹介します。
VRでできることはどんどん増えている
VRというと「ゲーム」というイメージが強いという方も多いでしょう。しかし、エンタメはもちろん、VRは企業や教育機関、医療現場など社会のさまざまな場面で活用されています。
VRは仮想空間のなかで、現実にはなかなかできない体験をリアルにできるものです。たとえば手術の練習や災害時の対処などを現実世界で行うのは難しい部分があります。動画や写真、文章などによる解説である程度理解することは可能ですが、実際の体験として自分のものにすることはできません。
VRを活用すれば、リアルな体験として頭や身体にインプットし、理解を早める、深めることができます。VRを活用した研修などもどんどん増えていますし、エンタメ要素の強いコンテンツも、現実にはなかなかできない体験を多くの方にしてもらえるような内容のものが増加しています。
VRで思い出の世界に入り込める?
回想VR、タイムマシンVRなどの名前で、思い出の世界に入り込む体験ができるコンテンツが存在します。このVRコンテンツは、過去の思い出を実写VR映像にすることで、追体験をすることができるというものです。
写真や動画で記録を残していれば、それを見て「子どものころはこんな風だったんだ」「〇〇へ行ったときの写真だ」などと過去を振り返ることができます。視覚からの情報は非常に有効ですが、より鮮明に記憶をよみがえらせたい、自身の記憶にない時代の体験を知りたい場合に、VR映像は有効です。
VR映像は、大勢のユーザーに向けて制作されることがほとんどですが、回想VRは自身や家族を主役としたものなので、特別感を得ることもできます。過去の自分を、リアルに、そして客観的に見ることができるのは不思議な感覚ですが、「自分だけのVR動画」を作ってもらうことができるのは、とてもうれしいですね。
回想VRで得られる効果は
回想VRを利用することで得られるメリットは大きく2つあります。1つは、純粋に映像にある時代の思い出や感覚を鮮明に呼び起こすことができる点です。写真やビデオ映像を見るよりもよりリアルで、これまでにない過去の振り返り方を実現してくれます。
もう1つは、過去の思い出の回想により、認知症の回復も期待できるという点です。そもそも認知症の回復には、過去の記憶に触れる「回想法」が有効だといわれています。回想法は1960年代にアメリカで提唱されて以来、60年以上注目されています。
その回想法を、よりリアルに実施できるのが、回想VRです。回想法には過去を思い出すきっかけとなるアイテム、たとえば、写真やビデオはもちろん、音楽や装飾品などが効果を発揮するといわれていますが、VR映像なら視覚や聴覚からのアプローチが可能です。さらに、ビデオとは異なる没入感があるため、より高い効果が期待できるのです。
映像美に自信!メタツアーズのコンテンツもぜひご覧ください
今回は、回想VRの概要をご紹介しました。回想VRがより注目、活用されることで思い出の残し方や認知症の回復の方法などにも、大きな変化が訪れることを期待したいですね。
VRに関する情報やコンテンツをお届けしているメタツアーズの動画は、美しい映像が特徴です。行ったことのない国や場所へ旅行したかのような体験ができることはもちろん、エジプトやサイパンに行ったことのある方は、メタツアーズの動画を見て過去をより鮮明に思い出すこともできるのではないでしょうか。
ぜひメタツアーズのご提供するさまざまなコンテンツもご活用いただき、VRへの興味や理解を深めていきましょう。
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