大好きなアニメや漫画の世界には、行きたいと思っても入り込むことができません。また宇宙や遠い国の秘境などに行くことができる方も、たった一握りというのが現実です。
こうした「非日常」を体験できる魅力的なコンテンツとしても注目を浴びているVRでは、私たちの体内に潜入することもできます。体の中のどういった部分を見て、どのような学びを得ることができるのでしょうか。
今回は、体内潜入VRについて詳しく見ていきましょう。
体内の様子をリアルに見られる「VR体内体験」
体内潜入VRを提供しているのは、株式会社MAI JAPANです。アメリカ本部にあるMAI社と共同で、2021年12月に主力製品「BODY MAP」を使用した体内のバーチャルツアーを開催しました。
このツアーに参加できたのは、世界の医療者や教育者、そして学生たちです。バーチャルツアーでは心臓や循環器系の詳しい構造を間近で確認することができます。
VRの内容は…
バーチャルツアーで使用されたVR動画の詳しい内容について、ご紹介します。体内体験VRでは心臓や循環器系を詳しく見ることができ、解剖学的構造を間近で確認することが可能です。
VRゴーグルを装着し、手には操作するためのハンドルを持ち、身体の内部のさまざまな場所を様々な角度から見る、筋肉や臓器を分解したり取り出したりしてより詳しく観察する、解説を読むといった操作ができます。
また、注射針を刺す、断層画像を見る、一部を手に取って観察するなど、これまでのVRにはなかった近未来的で新たな機能も「BODY MAP」には備えられています。触覚や解剖動作を搭載したこのVRは、ただ見て学ぶだけでなく、自身が動画内の主役となり、自由な人体解剖・観察が可能です。
動画でどんなことを学べる?
医療関係の職員や学生をターゲットに開発された「BODY MAP」は、前述のような自由な操作が最大の魅力だといえます。このVRは、従来の教科書や動画などを見ての学びよりも高い理解や学びにつながるVRのなかでも、最上級の良質なコンテンツだといっても過言ではありません。
VR動画内で自分の思うような操作ができることは、知りたい、よく観察したい部分を重点的に見ることができ、高い学習効果が見込めます。解剖は何度もできるものではありませんし、自身のタイミングで自由に実施することもほぼ不可能です。
しかし、こうしたVRコンテンツがあれば、いつでも好きなときに、知りたい場所を観察し、理解を深めることができます。学生のうちからこうしたコンテンツを活用して学ぶことで、医療現場に実際に出たときに、高い技術や知識を発揮し、医療の成長を担う人材を育成することができるのではないでしょうか。
非日常的な体験をVRで
医療現場で解剖をしながら学ぶことのほかにも、実際に体験できないことは多く存在します。たとえば犯罪や災害に巻き込まれることは生きているなかでなかなかありませんが、もしそういった状況に陥った場合の対処法については知っておきたいところです。
VRなら、こうした非日常的な出来事をよりリアルに体験することができます。当事者の視点で学ぶことは、状況に対する理解を深めることにもつながるため非常に重要です。
メタツアーズでも、子どもたちのVR学習の促進を目標に、今後も魅力的なコンテンツをお届けします。メタバースニュースや公式動画コンテンツをはじめとした無料のサービス、学校教育向けの有料コンテンツなど、幅広いサービスをぜひご活用ください。
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