すでに仮想空間内で買い物を楽しむという世界は始まっていますが、データを売って稼いでいる人も存在することをご存じでしょうか。新時代の新たな職業ともいえるこの「データ売買」で、なんと月40万円も稼いでいる人もいるのだとか。
今回は、VR空間内でどういったものの取引がされているのかをご紹介します。
VR空間内での物品販売は始まっている
VRというと「現実にはできない体験ができるツール」という印象が強いのですが、実は仮想空間内での物品売買はすでに行われており、ショッピングなどを楽しむことが可能です。
たとえばフェスや展示会などでは、仮想空間に設置された店舗で商品を購入することができます。アパレル商品などは空間内を自由に移動する自身のアバターに試着をさせることもでき、使用感を確認しながらお買い物を楽しめます。
ネットショッピングは写真や製品情報のみで商品の良し悪しを判断しなければなりません。しかしVRなら実際に身につけてみる、家具を部屋に置いた感じを見てみるなど、実物を目の当たりにしているような感覚で買い物をすることができます。
商品が届いてからの「思っていたのと違った」を避けやすいのも、魅力だといえるでしょう。
体験型VRでおみやげがもらえることも
VRを活用したサービスの1つに、体験型VRというものがあります。体験型VRは自宅にいながら国内や海外の名所をめぐり旅行気分を味わったり、制作や収穫のVRを見ながら実際に何かを作るような感覚になったりできるものです。
有料体験型VRコンテンツは、おみやげがもらえることも多くあります。たとえばVRツアーで行った土地の名産品や、収穫体験VRで見た作物などです。こうしたものがVR体験のあと、実際に自宅に配送されてくるサービスは「本当に現地に足を運んだような気分になれる」ことはもちろん「ものがもらえる」ということで、お金を払う価値を生み出しています。
おみやげを用意している有料コンテンツも、VRを通したものの販売手段の1つだといえるでしょう。
VR内ではデータを売って稼ぐ人も
実際の物品だけでなく、VR空間内ではデータを売って稼ぐ人も存在します。仮想空間内にあるイラストなどのデジタルデータにももちろん制作者がいます。デジタルデータの魅力は、思い通りに好きなものを作れる点です。粘土など現実世界のアイテムを使うと、どうしても納得のいくものが作れない場合もありますが、デジタルデータなら思い通りの色や形を再現できます。
制作されたデジタルデータは、仮想空間内のインテリアなどに使用されます。個人が仮想空間に持つ家や部屋に置かれたりもしますし、企業が催事場やショールームにデジタル作品を展示することもあります。
このデジタルデータを制作し、月40万以上の売上を叩き出しているデザイナーの方もいます。VRを通した視界越しによりよく見える造形を追及してデータを作成し続けたところ、オーダーメイドでのデータ制作依頼が増加し、安定した収入につながっているそうです。
VRで仕事の選択肢を広げよう
仮想空間内での販売は、実際の物品だけでなくデジタルデータにまで広がってきています。今後、よりVR空間の活用が広く浸透していくなかで、VRに関わる仕事、VR空間内での仕事もどんどん増えていくでしょう。
こうしたVRの進歩についていけるようになるには、小さな頃からVRに触れることも重要です。メタツアーズでは小学校高学年から高校生くらいのお子さまを対象に、さまざまなコンテンツやニュースをご提供しています。豊富なサービスをぜひチェックし、家族や仲間とVRの世界をお楽しみください。
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