VRの専門用語にはさまざまなものがあり、使いこなせばVRについてさらなる知識や関心を深めることができます。第2回となる用語紹介でも、さまざまなVRに関わるワードをご紹介していきます。
Augmented VR(拡張VR)
Augmented VR(拡張VR)とは「現実のものや人や環境を、実時間でモデル化し、VR環境に統合。そうすることでインタラクションを可能にする」といった概念を指します。これは近年徐々に使われてきている概念です。
拡張VRは、視界のすべてのピクセルを自由に操作することができ、バーチャルなものを現実に、現実のものをバーチャルの空間にと、互いの空間を自由に行き来させることができます。ただものを移動することができるだけでなく、色や質感など見えているものすべてを自由に操作することができるのも特徴です。
AR(拡張現実)
ARは拡張現実(Augmented Reality)の略です。メタバースニュースの冒頭のほうでもARについて詳しく説明しましたが、ARは「現実の環境にVR環境の情報を重ねて表示するもの」で、そうすることで現実世界のなかにVR環境の持っている機能を付与することができます。
MR(複合現実)
MRは複合現実(Mixed Reality)の略で、VRの環境と現実の物理的な環境を合わせたものです。MRとARの区別は非常に難しいのですが、MRは実環境やAR、VRなどさまざまな環境が合わさったものだという説もあります。
Google I/O
Google I/Oとは、Googleが毎年5月頃に開催している開発者に向けたカンファレンスです。Googleは2014年のこのカンファレンスにて、スマホ向けのVRデバイスGoogle Cardboardを発表しました。
その後、2015年にはGoogle Cardboardの改良版を発表。併せて360度撮影をするためのシステムも公表しています。さらに翌2016年にはスマホ向けの高品質なVRプラットフォーム「Daydream」も発表しました。
このように、毎年VRに関するさまざまなシステム、コンテンツを発表しており、VRの発展に大いに貢献しています。
視線追跡(アイトラッキング)
アイトラッキングとは、VRユーザーが今どこを見ているのか、その視線を計測する技術です。アイトラッキングによりVRでの高精度な視線追跡が可能になることで、フォービエイテッド・レンダリングが可能になったり、VR空間内でのコミュニケーションがより豊かになったりします。
また、視線を使ってピアノを弾く、パソコンのキーボードを操作するなど、さまざまな操作もできるようになります。
VRを活用できる大人になるために
VRはエンタメとしてはもちろん、教育やさまざまな体験を可能とする重要なコンテンツとして、幅広い場面に浸透しつつあります。子どもたちがVRに触れる機会も多く、VRに関わる仕事も未来に向けてどんどん増えていくでしょう。
そんなVRを活用できる大人になるためには、やはり子どものときからVRに慣れ親しむことが重要です。ただコンテンツを楽しむことはもちろんですが、VRをより活用できる大人になるためには、VRについての専門的な知識を身につけることも必要となってきます。
メタツアーズのコンテンツやメタバースニュースを通し、ぜひさまざまな知識を身につけながら、VRに親しんでくださいね。
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