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専門ワードからVRの知識を深めよう!VR用語集③

2回にわたりさまざまなVR用語をご紹介してきましたが、VRについて少し知識は深まってきたでしょうか?3回目となる今回も、VRに関する用語を見ていきましょう。

視野角 / FOV

視野角という言葉は、VRゴーグルを持っている方なら一度は耳にしたことがあるかと思います。視野角(Field of View)とは、見える範囲のことです。VRゴーグルをつけたときにコンテンツがどれくらいの範囲に描画されるのかを示しています。

人の目の視野角は両目を合わせて220度程度だといわれていますが、PlayStation VRなどの視野角は、100~110度程度です。今後は我々の視野角に合わせ、より広範囲を見ることができるデバイスの登場が期待されています。

スクリーンドア効果

スクリーンドア効果は、ディスプレイのなかに網目模様が見えてしまう問題のことです。精度の低いVRゴーグルは解像度が低かったりするため、こうした荒い見え方となり、没入感の深さを邪魔してしまいます。

近年はVRの解像度が少しずつ改善されてきており、スクリーンドア効果が気にならなくなってきていますが、まだまだ問題のあるものも少なくないため、解像度の高い製品を選ぶ必要があります。

トラッキング

トラッキングとは、センサーを使用し現実世界の対象物の位置を計ることです。たとえばVRゴーグルの位置を計測し、プレイヤーの頭の位置や動きを現実世界とVR空間で一致させるのも、トラッキングによる働きになります。

トラッキングの方法は以前の用語集でも解説したインサイドアウト方式とアウトサイドイン方式、両方を組み合わせたハイブリッド方式の大きく3つに分類されます。

テレイグジスタンス

テイクレジスタンスは、遠くにいる人が実際にいるような臨場感を持ちながら作業やコミュニケーションを行う技術です。たとえば遠隔地のロボットを自分の身体のように操作する技術などがあり、この場合ロボットの操作だけでなく、視覚や聴覚、触覚などの感覚を体感することも可能です。

テレイグジスタンスは1980年に現在の東京大学名誉教授、舘暲氏により提唱されました。その後1983年より始まった「極限作業ロボット」というプロジェクトと結びつき、技術の基盤が築かれたそうです。

単眼(一眼デバイス)

単眼デバイスとは、両眼視差のないVRゴーグルのことをいいます。ハコスコ社が花火専用VRゴーグルとしている段ボール製やプラスチック製のVRゴーグルなどが、これにあたります。

レンズが1つしかないため二眼デバイスと比べると立体感や臨場感に欠ける部分がありますが、目に優しく眼精疲労が起きにくい、小さな子どもの目への影響(斜視など)の心配が少なく、幅広い世代の方がVRを楽しむことに貢献します。

VR用語を知るメリットは?

VR用語を知らなくても、VRを使いこなせない、コンテンツを楽しみ切れないということはありません。しかし、知っていることで説明書の理解が早くなる、使用しているVRゴーグルに不具合が生じた場合の解決策を導きやすい、よりよいVRゴーグルを購入できるなどのメリットがあります。

自身に合ったVRゴーグルを探したり、よりよい環境でコンテンツを楽しむためにも、簡単な用語については知っておきたいところですね!

メタバースニュースで学んだVR用語を活用し、より深いVRの世界を楽しみましょう。

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