NFTゲームという言葉を聞いたことはありますか?ゲームでお金を稼ぐことができる、と聞くと非常に魅力的ですが、具体的にどういったもので、どのように稼ぐことができるのでしょうか。
今回から3回にわたり、NFTゲームの特徴や稼ぎ方、いま人気を集めているNFTゲームについて解説していきます。
NFTゲームとは
そもそもNFTゲームって何?と思われるかもしれませんが、NFTゲームとは仮想通貨に用いられているようなブロックチェーン技術を応用して作ったゲームのことです。
従来のゲームのように用意された内容を楽しむだけでなく、ゲーム内でオリジナルのアイテムを販売するなどしてお金を稼ぐことができます。オリジナリティを確立するために「NFT」が用いられるわけですね。
そんなNFTゲームに見られる特徴は、大きく次の5つです。
【1】収益化が可能
最大の特徴ともいえるのが、収益化ができることです。ゲーム内はもちろん、ゲームの外にもあるNFTマーケットプレイスでは、ユーザー同士が自由にアイテムなどの売買ができます。
購入したアイテムを他のユーザーに売ることができること、またゲームによっては成績により収益を得られることなどから、NFT作品を販売していないユーザーも収益化が見込める仕組みとなっています。
【2】オリジナルキャラクター作成可能
オリジナルキャラクターを作成し、そのキャラクターにもNFTの価値を持たせることができるのも、NFTゲームの特徴の1つです。オリジナルキャラクターに価値をつければ、第三者が偽物のキャラクターを複製するということを防げます。
NFTで価値づけされたオリジナルキャラクターがゲーム内で評価されれば、他のユーザーが「購入したい」と思う可能性もあり、キャラクターの売買によって収益を得ることもできます。
【3】データの共有が可能
通常のゲームは、そのゲーム内で購入したアイテムを他のゲームに互換することはできません。しかし、NFTは独立した価値をもっているため、1つのゲームに固執せず、互換性があれば他のゲームでも共有することができます。
たとえば、「CryptoSpells」というNFTゲームのなかでも非常に人気の高いゲームのカードの一部は、「My Crypto Heroes」などの他のゲームに変換が可能です。
【4】サービス終了後もアイテムを残すことが可能
通常のオンラインゲームは、サービスが終了したらそれまで課金して集めたアイテムなどは消えてしまいます。しかし、NFTゲームはもしゲームのサービスが終了してしまった場合でも、アイテムが消滅することはありません。
アイテムひとつひとつがNFTとして独立しているため、ゲームのサービスに依存していないというのも、NFTの強みです。
残ったアイテムはゲーム内で使用できなくなったあとも、希少価値のあるものだと判断されれば売買の対象になります。
【5】チート対策が万全
これまでのゲームではチート行為といって、不正な裏技でゲームを有利に進めることができるものが多く、ゲーム業界にとっても大きな課題とされてきました。しかし、NFTゲーム上ではチート行為がほぼ不可能になっています。
ブロックチェーン上でのゲーム記録を、プレイヤーが不正に改ざんすることはできないからです。他者のチート行為によりゲームを存分に楽しめなかった方も、NFTゲームなら安心してプレイすることができるのではないでしょうか。
NFTゲームを楽しもう
NFTゲームは楽しみながら収益化が見込める、これまでには対応しきれていなかった課題をカバーできる、新たな形式のゲームです。
ぜひNFTゲームをプレイしながら、アイテムなどの売買でお金を稼いでみてはいかがでしょうか。収益化についてはなかなかうまくいかないかもしれませんが、はじめはゲームをプレイするだけで、そのなかで徐々に収益化について学び、オリジナルのアイテムを販売したり、アイテムの売買で収益化を狙うのもよいかもしれませんね。