VRはエンターテインメントだけでなく、さまざまな学習・体験にも活用されています。最近話題になっているVRコンテンツの1つに、防災体験学習エリアに行くことができる、というものがあります。
今回は、阿倍野防災センターが提供するVRコンテンツの概要や見どころを見ていきましょう。
阿倍野防災センターとは
大阪市立阿倍野防災センターは、大阪市阿倍野区にある体験型防災学習施設です。通称「あべのタスカル」といい、お子さまから大人まで、幅広い年代の方が防災に対する知識や技術を深められるよう、総合的な体験を実現する場所になっています。
施設内には巨大スクリーンで災害の恐ろしさを体感できるエリアや、避難時の行動を学ぶエリア、消火や煙、津波、発災直後の町の危険などを映像や実際の体験を通して学ぶエリアなどがあります。災害の恐ろしさを身をもって体験することはもちろん、いざというときにどういった行動を取ればよいか、災害に向けた備えはどうしたらよいかなどを親子で考え、学べることから地元住民をはじめとした多くの方が訪れています。
VRで防災体験学習ができる「タスカルVR」
そんな阿倍野防災センターは、一般社団法人VR革新機構協力のもと、防災体験学習エリア内をVRで見ることができる「タスカルVR」を公開。あべのタスカル内のさまざまなポイントを、360度リアルな映像でくまなく見ることができます。
あべのタスカルに行きたくても遠方のためなかなか足を運ぶチャンスがない方、手軽に防災について学びたい方なども、このVRコンテンツでハイクオリティな防災体験施設を見ることができるのは、非常に嬉しいですね。
「タスカルVR」の見どころ
タスカルVRはエントランスをくぐるところから始まり、各コーナーについては用意されたYouTube動画で、詳しい体験内容を見ることができます。巨大スクリーンのあるシアターやさまざまな体験ポイントを、まるで本当に施設内にいるような感覚で見られるので、お子さまはもちろん大人も楽しみながら防災について学ぶよいきっかけとなるのではないでしょうか。
タスカルVRの最大の見どころともいえるのは、「がれきの街」です。災害が発生した直後の街並みをリアルに再現したこちらのポイントでは、街に潜む危険を知りながら、災害の恐ろしさを身をもって体験できます。倒壊した家屋や折れたり倒れたりした電柱などを見て「こわい」と感じるかもしれませんが、実際に災害が起こった時に街がどう変わってしまうか、そしてその中にどんな危険が待っているのかを主観的に学よいきっかけとなるしょう。
防災関連のVRはYouTubeにも多数!
災害やそれに備えた防災についての人々の意識は年々高まっており、防災について学ぶ機会は学校教育はもちろん、一般家庭、企業内でも増えています。
ハイクオリティな防災学習を可能とした「あべのタスカル」をはじめ、防災関連のVR動画はYouTube内にも多くアップロードされています。地震や津波、水害、土砂崩れなどさまざまな災害を、その場にいるような感覚で体験できる防災VR動画を通し、災害を「自分事」として捉え、適切な備えをしていきましょう。
メタツアーズがおすすめするYouTube動画のなかにも、災害・防災関連のものは多く存在します。興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
防災関連YouTube動画はこちら