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世界の問題をVRで。アフリカの子ども兵や紛争について考えよう

楽しいエンターテインメント動画、ためになる研修動画など、VRの活用シーンは年々増加しています。なかでもVRを通した「学び」は急増しており、YouTubeにも災害やさまざまな危険について学ぶ動画は多く存在します。

今回ご紹介するのは、アフリカの子ども兵に関するVR動画です。遠く離れた場所に未だ存在する深刻な問題について、学ぶきっかけになるのではないでしょうか。

世界に多く存在する、子どもに関する問題

虐待やいじめ、差別などは日本でも深刻視されている問題ですが、世界と比べると日本は自由で平和な国であり、教育現場や日常生活で「生きる」ということそのものに困っている子どもは比較的少ないといえます。

しかし、遠く離れた世界のさまざまな国では、未だに多くの子どもたちが深刻な問題に直面しています。たとえば途上国では性別が「女性」であるというだけで差別や虐待を受けることもあり、自由な外出はおろか、学校に行くことすら許されないこともあります。

虐待や性的暴力、貧困、飢餓、紛争など、世界には想像以上に多くの問題があり、現在もたくさんの子どもたちが学校に通えない、食事もままならないという生活を余儀なくされているのです。

アフリカの子ども兵に焦点をあてたVRとは

世界が抱える深刻な問題の1つに「子ども兵」があります。戦争・紛争には多くの兵隊が出動しますが、アフリカでは年齢の低い子どもが「子ども兵」として戦地で戦わなければならないことも。

子ども兵に関する問題について考えるVR教材は、認定NPO法人テラ・ルネッサンスとNPO法人クロスフィールズが共同開発したものです。作成されたVR教材は、元子ども兵の現状を通し、世界の紛争問題について考えるような内容となっています。

このVR教材はレアメタルなどの紛争鉱物がスマートフォンにも使用されている可能性がある、という身近な部分を切り口とし、さらに360度の3D映像を通し、世界の問題を「自分事」として考えてもらうことを目的としています。

VRを通して得られる学び

身近なところから世界について考える、中高生を対象とした子ども兵に関するVR教材は、生徒たちが世界的な課題について「微力でも、自分たちにもできることがあるのではないか」と解決に向けて考えられるようになることを目標としています。

戦争や紛争については、教科書で学んだり、テレビで見たりする機会が誰しも1度はあるはずです。現在もウクライナとロシアの問題が、日々メディアで取り上げられていますが、どこか「他人事」のような意識を持っている方が多いのではないでしょうか。

VRはよりリアルな映像で、遠い国の出来事を「身近なもの」として見ることができます。「目の前で語られるリアルなエピソード」は、「知らない国の知らない人の問題」とは異なる感情を抱き、世界の問題に目を向けるきっかけとなるでしょう。

教科書では伝わらないリアルな感覚で、世界とつながろう

VRの高い没入感は、多くの学びを与えてくれます。もちろん、ゲームやエンタメ映像を楽しむのにもVRはよい効果を発揮しますし、世界の問題だけでなく、世界のさまざまな国の人とよりリアルなつながりを持つのにも役立ちます。

メタツアーズでも、世界が一丸となり課題解決に向けて取り組む「SDGs」について、VRやドローンを使って楽しく学び、考える教育カリキュラムをご提供しています。多くの中高生が、世界で起こる問題について話し合い、解決に向けて考える力を養える要素を盛り込んだ内容となっていますので、学校教育にご活用いただければ幸いです。

詳細は専用ページから。教育関係者の方からのご質問、ご要望もお待ちしております。

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