ペアレンタルコントロールツールという言葉を耳にしたことはあるでしょうか。ペアレンタルコントロールツールは、お子さまが安全にネットやゲームなどを楽しむのに欠かせない機能ともいえます。
VRは急速に普及してきてはいるものの、そのルールなどについてはまだまだ甘い部分が多くあり、子どもが独断でさまざまな利用を判断するのは危険です。
VRにも導入が検討されつつある「ペアレンタルコントロール」について、詳しく見ていきましょう。
ペアレンタルコントロールとは
ペアレンタルコントロールは、ログインユーザーによってWebへのアクセスルールを設定するものです。これにより、有害サイトや有料サイトなどへのアクセスをブロックすることができます。
たとえばNetflixなどのビデオオンデマンドなどは、アカウントごとに有料動画や書籍の購入を制限することができます。また、YouTubeもペアレンタルコントロールによって子ども向けの動画しか見られないような設定をすることが可能です。
スマートフォンやタブレットに関しても不適切なアプリの利用を制限する、アプリのダウンロードを制限するといったことができます。
インターネットは今や誰もが手軽に利用できるものですので、子どもの利用に関してはこのように保護者が一定の制限を設けること、適切なネットの利用について指導することで、子どもの安全を守る必要があるといえます。
ペアレンタルコントロールツールをVRに導入?
VRの普及は著しいですが、VRにおけるペアレンタルコントロールについては設定できることが少ないという現状があります。そんななか、Metaは自社製品である「Meta Quest」で、「VRペアレンタルコントロールツールを導入する」と発表しました。保護者は子どもが安全にVRを楽しめるよう、さまざまな制限をかけることができるようになります。
ちなみにVRの利用は対象年齢が13歳以上のため、このペアレンタルコントロールツールも、13歳~19歳くらいの利用を想定して設計されるといわれています。
Metaでは2022年4月以降、VR内で特定のアプリをロックできる機能を導入予定。ロックしたアプリは事前に作成したアンロックパターンでしか解除できません。これによって、子どもがプレイするのにふさわしくないゲームへのアクセスを制限することができます。
子どもはブロックされているアプリのダウンロードや購入をリクエストすることができ、保護者はモバイルアプリからこれに対する承認・拒否をすることが可能など、さまざまなペアレンタルコントロール機能で、子どもの安全なVR利用をサポートします。
「仮想世界」を安全に利用できる未来を目指して
VRは魅力的なコンテンツも多く存在しており、子どもも大人もその美しい映像やリアルな世界観に引き込まれます。しかし、あくまでも「ネット」のなかに存在する世界ですので、ネット利用に関するルールやマナーを守らなければ、取り返しのつかない問題を起こしかねません。
子どものVR利用の責任は、保護者にあります。保護者も子どもも安全に、そして安心して利用できるためのペアレンタルコントロール機能は、VRにおいても必須です。今後Metaのような便利なペアレンタルコントロール機能が、さまざまなVRコンテンツに導入されていくことを期待したいですね。
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