メタバースへの参入企業というと、アメリカやヨーロッパが中心というイメージですが、最近では世界各国でメタバース参入実現に向けた動きが見られます。UAE(アラブ首長国連邦)でも、メタバースに本格的に参入する意向を示している企業があります。
今回は、UAEの企業がどのようにメタバースに参入しようと計画しているのかをご紹介します。
規模拡大が期待されるメタバース市場
オンライン上でのよりリアルなコミュニケーションの実現に貢献するメタバース(仮想空間)は、エンターテイメントをはじめ、さまざまな場面で活用されています。ビジネスシーンでもメタバースが役立つことは期待されており、顧客エンゲージメントやロイヤルティの拡大、コラボレーションの向上などから、企業の収益増大につながります。
徐々に規模を拡大しているメタバース市場は、2020年にはおよそ219億ドルの価値がありましたが、これが2030年までに41.7%増大すると予測されています。急速な市場規模の拡大に、各企業は注目している、というわけです。
メタバース参入を明らかにしたのは…
UAE(アラブ首長国連邦)でメタバースへの参入を明らかにしたのは、DAMAC Groupです。DAMAC Groupは以下の企業の親会社となっています。
- Edgnex(データセンター企業)
- de Grisogono(高級ジュエラー)
- DAMAC Properties(不動産開発企業)
- Roberto Cavalli(ファッションハウス)
DAMAC Groupの創設者は、先行するビジネストレンドに追いつくため、提供物をメタバース領域に拡大し、提供のチャンスを生み出すことを明らかにしています。メタバースでは「D-Labs」という名で事業を展開するとのことです。
最大1億米ドル投資の計画も
メタバース参入に向け、DAMAC Groupはこの2年間、自社のデジタル化の取り組みを推進してきました。システムやプロセス、オペレーションをアップデートすることはもちろん、デジタルリーダーになるという目標を支援する高い技術と才能を持った専門家によるチームも結成。今後もチームと専門技術の拡大に尽力するそうです。
2021年よりDAMAC Groupの不動産部門であるDAMAC Propertiesは住宅購入者に向け、VRとARを活用した3Dバーチャル体験を提供してきました。今後は最大1億米ドルを投じ、ジュエリーやファッションの部門にもこうした仮想体験を拡大していく予定です。
世界に通用する知識や技術を持つには
アメリカ、ヨーロッパだけでなく、今回ご紹介したようなUAEや中国、そして日本国内でもメタバースに参入している、また参入を検討している企業が、急速に増加しています。メタバース市場の拡大に伴い、近い将来、メタバース内での仕事の幅も広がることが期待されます。
こうした世界の流れに適応できる大人になり、メタバースに関わる仕事に就けるようになるには、子どもの頃からメタバースについて知ること、VRやARの世界に触れることが重要です。
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