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死海が消滅!?環境問題を訴えるVRとは

美しい景色や不思議なネーミング、体が沈まないなどさまざまな特徴で有名な「死海」が、消滅の危機にあるようです。これには、深刻な環境問題が関わっているといわれています。

この事実を伝えるため、死海の景色が変わっていく様子をVRにした、環境問題を訴える動画に注目が集まっています。今回は、VR動画の内容や死海に関する情報をまとめました!

死海とは

死海は、中東にある塩湖(えんこ)で、「死海」という名がついているものの厳密には海ではありません。海水の塩分濃度が3%であるのに対し、死海は30%と非常に高いのが特徴です。この塩分濃度の高さから水中に沈むのが困難で、湖面に浮かぶことができるのも有名ですね。

「死海」という名前は塩分濃度が高く、魚などが生息できないことに由来しています。

死海が消滅の危機?

美しい景色と高い塩分濃度による特徴で、世界的な観光名所として知られる死海が、消滅の危機にあるといわれています。実際、1960年代にはおよそ1000平方キロメートルあった湖面の面積は、現在600平方キロメートルにまで縮小。これには、周辺諸国の工業用水源利用の増加や地球温暖化などの環境問題が起因しているといわれています。

現在も死海は、年間90センチ以上水位が低下しており、その影響で陥没が多発。この穴が危険なため、立ち入り禁止になっているエリアも増加しています。

死海に関するVRとは

この死海の惨状をVR動画にし、環境問題について訴える動きが見られています。動画制作の監督を務めたのは、ドキュメンタリー写真家で幼少期を死海周辺で過ごした、Adi Lavyさん。写真やビデオでは伝わらない死海の美しさを360度の映像で再現することに成功しました。

VR動画ではただ死海の様子を見るのではなく、自由に空間を移動する、塩の結晶に触れることで海面が現れるなどの体験が可能。美しい死海の様子を見ることができます。

しかし、海上で一定の時間を過ごすと、海面が徐々に低下。海水は涸れ、あれた地面が現れるのです。貴重な遺産といわれている死海の変貌を体験型で伝えるこの動画は、美しい死海を取り戻したい、そのために何ができるのかを多くの人に考えさせてくれる重要なツールとなるのではないでしょうか。

また、動画内では死海周辺に住む3人の物語についても知ることができます。それぞれが持つエピソードを3D映像にすることで、ネットやテレビなどで見るよりもより「生」に近い声を届けることを可能とします。

リアルな体験が、「自分事」としての考えにつながる

ただ映像を見る、資料を読むというだけでも伝わる物はありますが、VRでリアルな体験をすることで、より当事者目線で問題について考え、行動する力を働かせることが可能です。死海の惨状をVRでより鮮明に、リアルに見ることは、遠く離れた地で起こっている問題を身近なことに置き換え、環境問題の解決に多くの人が精一杯考え、取り組んでいくことに貢献するのではないでしょうか。

メタツアーズでもVRとドローンを活用しながらSDGsについて仲間と学び、考えるデジタル教科書というコンテンツを提供しています。体験型の学習で、世界の問題を自身の問題として考える機会を、多くの子どもたちに持っていただければ幸いです。

今後メタバースニュースでご紹介するさまざまな動画も、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

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