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バーチャルキャンパス実現の日も近い!デジタルハリウッド大学の構想とは?

バーチャルな世界では現実世界と同等、もしくはそれ以上のことができるようになってきていますが、オンライン授業を超えるバーチャルキャンパスの実現に向けた動きも徐々に進んでいます。

バーチャルキャンパスの構想を練っているのは、デジタルハリウッド大学。今回は、デジタルハリウッド大学学長と東京大学教授のセッションから、バーチャルキャンパスとは何かを考えていきます!

デジタルハリウッド大学とは

そもそもデジタルハリウッド大学とはどういった大学なのか、名前を聞いたことがあるという方も、国内の大学なのか海外の大学なのかすらわからないということがあるかもしれません。

デジタルハリウッド大学は東京都千代田区に本部を置く、株式会社立大学です。2005年に構造改革特区により設置された4年制の単科大学で、デジタルコミュニケーションを専門的に研究しています。

学部生はCGやアニメ、WebITプログラミングなど、さまざまなデジタルコンテンツの制作技術を学ぶことができます。自由な雰囲気で学ぶことができ、現役ミュージシャンから学者志望者まで、幅広い学生が集う場としても有名です。

バーチャルキャンパスのメリット

デジタルコミュニケーションを学ぶデジタルハリウッド大学が、バーチャルキャンパスを本格的に導入するにあたり、どういった点をメリットだと考えているのでしょうか。学長である杉山知之氏は、「新しい学びの環境を探っている最中だが、当然そこでやらなくてもいいことはたくさんある」と語ります。

たとえばリアルなものを見て描くデッサンはCGを見てデッサンするよりも、リアルな複雑な光のなかにオブジェクトを置いたほうが効果が高いのではないかと、杉山さんはいいます。一方で杉山さんが思うバーチャルキャンパスの魅力は、「カリキュラムに合わせた空間」を実現できることなのだそうです。

オフラインや現実世界での授業は、各教室に合わせたカリキュラムが用意されます。バーチャルキャンパスは反対に、教育カリキュラムに合わせて変動する教室を設計でき、カリキュラムごとに新たな空間が作られるので、受講人数やカリキュラムの内容に幅を持たせることができるのです。

オンラインとオフラインのハイブリッドを実現?

コロナ禍で私たちの生活は大きく変化し、教育現場、特に大学ではオンラインによる講義が多く行われるようになりました。対面授業が復活してからも、教室で映し出されるスクリーンではなく、同時配信している動画を卓上で再生して見やすい状態を作るなど、学生たちは自分たちなりの工夫で、よりよい学習環境づくりを実現しています。

また対面による講義にはコンサートの舞台のような熱気があり、学生たちのやる気により講義の質が上がるという、オンライン授業にはないよさがあります。オンラインの世界にいながら多くの人が1つの場所に集まっているような体験ができるバーチャルキャンパスは、オンラインとオフライン、双方のよさをうまく両立させられることが期待されます。

バーチャルキャンパス実現に向けて

バーチャルキャンパスの実現に向けた大きな課題は、ただ講義をデジタル、バーチャルに載せるだけで終わらないことです。学生たちが何を学び、何を身に着けるべきかをしっかりと見据えたうえで、新たな教育の仕組みや場所を考えていくこと、もう一度「建学」の精神を持って取り組むことが大切だといえます。
近い将来、バーチャルならではの世界観で多くの学生が、よりよい学びを得られる日が訪れるかもしれません。多くの大学でバーチャルキャンパスが実現されることを期待し、小・中・高校生のうちから、バーチャルな世界に触れる習慣をつけられるとよいですね。

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