魅力的なVR動画の数々をご紹介していますが、今回注目したのは「Namoo」というVRアニメーションです。1人の男性の人生を追うこの作品には、どのようなドラマがあるのでしょうか。
今回は、「Namoo」の素晴らしさに迫ります!
VRアニメーション「Namoo」とは
2021年、アメリカで制作された「Namoo」は、およそ13分のVRアニメーションです。「Namoo」は韓国語で「木」を意味する言葉で、1本の木が男性の誕生から人生の終わりまでを表現します。
監督は世界的に人気なアニメーションの数々を生み出すピクサー・アニメーション・スタジオで経験を積み、さまざまな賞を受賞したErick Ohさん。「Namoo」もストーリーや映像の素晴らしさで、世界の数々の映画祭で受賞しています。
アニメーションの魅力
「Namoo」最大の魅力は、なんといっても高い没入感を実現してくれる映像美です。ストーリーに込められたメッセージ性を実現するため、QuillというVRペイントツールを使用して描かれています。
ハンドメイド感のある手描きのアニメーションは、温かみと高い表現力で、見る人の心を魅了します。
男性の誕生からを描いたこのアニメーションは、成長に合わせて木にくくりつけられているものが変わるのも特徴です。おしゃぶりやぬいぐるみから始まり、本や絵筆、壊れたメガネなど、実にさまざまなものがかわいらしく描かれています。その様子を木の近くに行って見ることができるのも、作品の魅力です。
作品から感じられることは
セリフやナレーション、字幕などが一切ないこのVRアニメーションは、一目でストーリーがわかり、子どもから大人までが、一緒に楽しむことができます。セリフなどがないことで、アニメーションの世界観をそれぞれの価値観で理解することができるので、鑑賞後に作品について意見を交換するのもよいのではないでしょうか。
この作品は木の周辺でのみ繰り広げられるストーリーで進行されていきます。木と男性の人生の姿をメインに進められるアニメーションから感じるものは人によって異なりますが、見終わったあとにどこか温かい気持ちになれるのは、世界共通なのではないでしょうか。
多くのVR作品で新しい世界を見よう
VRを活用したアニメーションやドキュメンタリー映像は、年々増加しています。VRは2次元の世界では実現できない世界観を表現し、高い没入感で私たちを作品の世界に深く入り込ませてくれます。
多くのVR作品を見ることで、現実にはできないさまざまな仮想体験をすれば、新しい価値観やアイデアを生み出したり、知識を得たりすることができるでしょう。ご家族や友人同士で、ぜひ多くのVR作品を楽しんでみて下さい。
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