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終わりかけの世界が美しい?VRで見る終末の魅力

VR空間内でのコミュニケーションを可能とする「VRChat」は、リリース以来多くの利用者によって盛り上がっているツールですが、この「VRChat」で、終末世界を体験できるとして話題になっています。

今回は、「VRChat」で体験可能なVR作品、「Amebient」についてその魅力をご紹介します。

「Amebient」とは

「Amebient」は2020年に日本で制作されたVRアニメーションです。3名のクリエイターによって作られており、「VRChat」内で体験することができます。物語ではないので体験者がどれだけその世界に滞在するかで、体験(視聴)時間は異なります。

「Amebient」は終わりを間近に控えた場所にある世界を描いたものです。無機質な部屋や半分水に沈んだビル、むき出しのコンクリートなどの廃墟の世界に、ただ雨が降り続けます。その雨音が奏でるリズムを聞きながら、VR空間内を自由に移動します。

突然の雷鳴、最上階からの景色など、明確なストーリーがないなかにも楽しめる要素は多く隠れており、時間を忘れて終末世界のなかに入り込むことが可能です。

作品の魅力

作品の魅力はずっとそこにいたくなるような映像と音だといえます。退廃的な世界はただただむなしく存在するのではなく、どこか美しさを感じさせるものです。また、そんな世界に降り続く雨の音は、時間や体験者の行動によって変化し、心地よい気持ちにさせてくれます。

シンプルな映像と雨音だけの世界は、どこか落ち着く時間を提供してくれることでしょう。

行動が作品の世界に影響?

はっきりとしたストーリーは存在しないものの、導入から結末までの一連の流れは、なんとなく決まっています。そのなかで体験者の行動が、作品の世界にさまざまな影響を与えます。

たとえば落ちている鍋やドラム缶などを、雨のしずくが落ちる場所に移動させると、雨音を変えることが可能です。雨のリズムが変わると、世界も徐々に変化します。はじめは静かに降り続いていた雨も、そのなかからシャボンの泡が現れたり、雷雨に変わったりするのです。

そうした変化のなかで周囲の水位は徐々に上がっていき、物語は終焉を迎えます。世界の終わり、廃墟というとどこか恐怖心を煽るような内容を連想しますが、「Amebient」はどこか安らぎや癒しを感じられる内容になっているのも、人気の理由の1つだといえるではないでしょうか。

世界の終わりをどう過ごすか、意見を交換しよう

立体的な映像を好きな視点で眺めることができるだけでも、VRは価値のあるものだといえます。しかし今回ご紹介した「Amebient」のように、自身の行動が仮想世界に多少なりとも影響を与えると考えると、より魅力的で興味深いコンテンツになることは間違いありません。

「Amebient」は「VRChat」で気軽に体験ができます。ぜひ終末世界の美しさを体験し、感じたこと、意見などをチャット内で交換してみてください。他者の意見を聞いて再度映像を見ると、別の視点や楽しみ方を発見できるかもしれません。また、他者と意見を交換することは、VR内を活用したコミュニケーションにもなるでしょう。

さまざまな学びや収穫のあるコンテンツを、個々の楽しみはもちろん、仮想空間内での人とのつながりにも活用してみてくださいね。

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