新喜劇でお馴染みの吉本興業が、メタバースに参入することが明らかとなりました。吉本興業は2022年5月13日、デジタル事業に関する発表会を開催。6月末よりメタバースを開始することを発表しました。
その内容を、詳しく見ていきましょう。
吉本興業のこれまでの主な取り組み
大阪府大阪市中央区に本部を置く吉本興業は、芸能プロダクションであり、テレビ番組制作も行われています。長年、関西を中心に活動していましたが、現在は東京都新宿区に東京本部を置き、全国各地に事務所があります。
お笑い芸人が所属している、新喜劇やお笑いライブなどの舞台を上演している、といった芸能プロダクションというイメージが強いです。しかし、実はSDGsへの積極的な取り組みが注目されていたり、お笑いとフィットネスの相乗効果を伝えるために、株式会社ティップネスと共に活動したりと、幅広い分野への参入も見られます。
メタバース事業の目的
吉本興業がメタバース事業を開始する主な目的は、地方創生です。地方自治体などと連携しながら、メタバース上に観光名所などを再現。また、所属タレントをはじめとした有名人やキャラクターのアバターの作成・管理も行い、メタバース内のイベントに出演させるなどの活用をしていきます。
6月末には手始めに、兵庫県養父市の観光名所を再現したメタバースを開始する予定です。アバターはオンラインイベントのほか、広告商材としても使用。各種イベントや仮想空間の旅行ツアーなどで収益を見込みながら、全国各地の地域活性化を目指します。
「NFT」の利用も
メタバース内での観光名所の再現やイベント開催だけでなく、将来的には「NFT」の利用も検討しているそうです。メタバース内でタレントの衣装やギャグなどの動きを販売するなどして、地域創生とは異なるサービスの提供につなげていきます。
NFTに関しては、まだまだユーザーへの浸透が浅い部分もありますが、吉本興業のような大手企業が取り組みを発表・実践していくことで、より多くの方が興味を持ち、利用へと進む可能性が期待できます。
芸能界も注目のメタバースの今後に期待!
メタバースはすでに、オンラインライブや各種イベントなどにも活用されており、芸能・エンタメの業界からも注目を浴びていることがわかります。今後もユニークなアイデアとそれを実現する技術で、メタバースの可能性はさらに広がっていくのではないでしょうか。
吉本興業の取り組みが地域活性化につながれば、コロナ禍のこの時代に、わざわざ現地へ足を運ばなくても楽しめるコンテンツで、多くの地域が盛り上がることも期待できます。
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