2022年5月20日、日産自動車の試乗体験会が、メタバース内で実施されました。リアルな試乗により近い体験ができるよう、試乗体験会にはさまざまな取り組みのポイントがあったようす。
そこで今回は、新車発表・試乗会に関する内容をまとめました!
日産の新車発表会の概要
試乗発表会は、VR SNSプラットフォームである「VRChat」内で実施。バーチャル空間には銀座の街に作られたバーチャルギャラリーが用意されています。このバーチャルギャラリーは2021年11月に公開され、これまでも日産EV「アリア」をはじめ、さまざまな車の展示やイベントに利用されてきました。
今回試乗が可能なのは、軽EV「サクラ」です。サクラは2022年夏に発売を予定しており、特設ワールドでは幻想的な桜の木のもとに、車が展示されています。バーチャル空間ならではの演出が可能で、商品をよりよく見せられるのも、メタバースの魅力だといえるのではないでしょうか。
メタバース内でできることは
メタバース内では、特設ワールドで展示されている「サクラ」と、商品イメージを高めるバーチャルダンサーの演舞などが見られます。試乗体験ができるのは2つ目の特設サイトで、桜並木のなかを自由にドライブ可能です。
運転席での運転はもちろん、後部座席に座ることもでき、最高時速30キロでの試乗体験ができます。リアルな試乗に比べると、やはり体感に大きな差がありますが、試乗のための書類作成や店舗への来店などのステップを踏まずに、サクラの内装や運転時の雰囲気をチェックできるのは、利用者にとって有益だといえるのではないでしょうか。
取り組みのポイント
今回のメタバース発表会・試乗会を開催するにあたり、取り組みにはコンテンツの方向性と技術面という2つのポイントがあったと、日産のスタッフさんは語ります。
コンテンツの方向性に関しては、誰も体験したことのないような新車発表会をVRで実現する、ということから構想を開始。メタバースのコンテンツ制作をしているプロダクションとも相談しながら、ライブ開催などを決定したそうです。また、メディア関係の方だけが体験できるだけではなく、より多くの方に「サクラ」を身近に感じてもらいたいと、試乗ワールドを作ったといいます。
技術面はMetaのVRヘッドセット「Quest2」でのみ参加できることを念頭に置き、よりリアルな試乗体験を取り入れたいという声もありましたが、「Quest2」向けのメタバースプラットフォームでは、こうした内容の実現が難しい部分もあったそうです。「Quest2」の環境下でどれだけリアリティを持たせるかなどの課題にぶつかりながらも、今回のコンテンツが誕生しました。
さらなるメタバースの活用に向けて
観光やトレーニングなどの活用方法だけでなく、今回ご紹介した試乗のように、幅広い分野への活用が期待されるメタバースは、今後もより豊富なコンテンツ実現に貢献するでしょう。さらなるメタバースの活用に向けては、できるだけ年齢が若いうちからメタバースやVRコンテンツに触れることも大切です。
メタツアーズのVRオリジナルコンテンツ、サイト内でご紹介するYouTubeおすすめ動画などは、年齢の低いお子さまにも安心してお楽しみいただけるものばかり。ぜひご活用いただき、将来メタバースで活躍する人材育成を楽しみながら行ってみてはいかがでしょうか。
有料の学校教育向けコンテンツも、ぜひチェックしてみてくださいね。
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