中央ヨーロッパや東ヨーロッパに住む農業民族であったスラヴ民族。彼らのなかで伝えられてきた神話をもとに作られたVRアニメーションが、有名なVRアニメーション制作会社、Baobab Studiosにて制作されました。
今回は、2020年に制作された「Baba Yaga」の魅力をお伝えしていきます!
「Baba Yaga」とは
「Baba Yaga」は2020年、アメリカのBaobab Studiosが制作したおよそ23分のVRアニメーションです。Oculus Storeで視聴することができます。
神話をもとに作られたVRアニメーションの主人公は、魔女のBaba Yagaです。Baba Yagaは善悪の魔法を使い、侵入してくる村人から魔法の森を守っています。そんなある日、村の長であり、体験者と妹のマグナの母であるチーフが死の病にかかってしまうのです。
体験者と妹のマグナはBaba Yagaから魔法の花を手に入れるために、魔法の森に入っていきます。そこで隠された謎を解き明かし、さまざまな恐怖に立ち向かっていくのです。
視覚表現を駆使した巧みな構成
多くのVR作品を輩出しているBaobab Studiosによる高い演出の数々で、特に注目していただきたいのは、視覚表現です。アニメーションはクラシックなタッチで描かれており、エピローグでは見える範囲を限定させる、魔法の花を使いユーザーの視線を誘導するなど、VRを楽しめる自由度を保ちながらストーリーに没入させてくれます。
作品をより楽しむなら、立ったままの体験がおすすめです。23分という長めのストーリーではありますが、長さを感じさせない巧みな構成で、あっという間に過ぎてしまいます。
複数のエピソードで展開される物語は、1エピソード1シーンという構成で、それぞれのシーンで体験者に何かしらの役割が与えられています。こうしたインタラクションをクリアしながらストーリーが進んでいくので、一気に物語を楽しむことができるのです。
体験者も物語を担う重要な人物に!
体験者は物語を進行する重要な役割として、妹とともに冒険を進めていきます。第三者視点で視聴する作品ももちろん面白いのですが、登場人物の1人としてストーリーの展開に関われることで、より高い没入感を実現できます。
妹からランプを受け取る、魔女から魔法の杖を奪うなど、自身の手を動かすアクションで、自然に登場人物として物語に参加することができるでしょう。
クライマックスでは、なんと自身の手から魔法が出せるように。本物の魔法使いになったような気分を味わうことができる感動は、リアルな世界では体験できないものです。バーチャルリアリティならではの演出を、ぜひお楽しみください。
ハイクオリティなVR映画を楽しもう
VRも技術の進歩により、さまざまな演出、体験ができるようになってきています。今後登場する新たな作品に期待しつつ、これまで公開されている多くのVR映画も堪能してみてはいかがでしょうか。
YouTubeなどでも、美しい映像のVR動画を多く視聴できます。また、メタツアーズのオリジナルコンテンツでは、海外の絶景を存分にお楽しみいただけます。ぜひチェックしてくださいね。
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