国民的アイドルグループの1つとして、社会現象まで巻き起こした「AKB48」。東京・秋葉原の専用劇場を拠点に活動を行う彼女たちのライブの様子を、VRで楽しめることをご存じでしょうか。
今回は、2020年に配信がスタートした劇場公演の内容について、ご紹介します。
爆発的な人気を集めたアイドルグループ、AKB48
知らない人はいない、といっても過言ではないほどの認知度と人気を誇るAKB48は、秋元康をプロデューサーとして、2005年7月に初期メンバーの募集を開始。12月に秋葉原の専用劇場でデビューしました。
日々の公演や、握手会などのイベントで着実に知名度を上げ、現在はAKB48を含む国内6グループ、海外6グループ、計12グループ、500名以上のメンバーが活動しています。
投票により選抜メンバーを決定する「選抜総選挙」や、じゃんけんで選抜を争う「じゃんけん大会」など、個性的なイベントを行ったり、握手券や総選挙投票券を付与したCDを大量に販売したりと、世間から注目されることも多いですが、一方で東日本大震災の被災地に足を運び、ボランティア活動やライブを行うなど、慈善事業にも力を入れています。
ライブ配信をVRで見られるのはどこ?
そんなAKB48がデビュー当初からライブを続けている、東京・秋葉原にある劇場での公演は、着席117名、立ち見88名と、200名ほどしか入ることができません。よって、人気メンバーの出演する公演や、卒業公演などはチケット倍率が非常に高くなります。
惜しくも抽選に漏れてしまい、劇場でパフォーマンスを見ることができなかった方も、劇場に足を運んだような気分で公演の様子を見ることができるのが、「LiVR(ライブイアール)」のVR生配信です。
「LiVR(ライブイアール)」では、AKB48はもちろん、姉妹グループである名古屋のSKE48、新潟のNGT48劇場などにもVRカメラを常設し、公演の様子を自宅などでも楽しめるよう、配信を行っています。
VRカメラはステージの正面、そして上手・下手(かみて・しもて)と呼ばれるステージ左右にも設置されており、切り替えも可能。最前列よりもさらに近い距離、そして好きな角度や視点で、ライブを視聴することができます。
「LiVR(ライブイアール)」とは
「LiVR(ライブイアール)」は、2019年3月25日に、ソフトバンク株式会社が提供を開始した、VRプラットフォームアプリです。福岡にあるヤフオクドームで開催される福岡ソフトバンクホークスの公式戦のVR配信はもちろん、今回ご紹介したAKB48とその姉妹グループ、ライバルとして活動する坂道グループなどのライブのVR配信なども行っています。
スマホで手軽にVR映像を楽しめるように開発されたアプリで、スポーツや音楽ライブ、そして舞台など、さまざまなVR映像を視聴することが可能。エンタメ系コンテンツも充実しています。
尚、「LiVR(ライブイアール)」のVR映像は、コンテンツにより視聴料金が異なります。無料で視聴できるものもあれば、数百円、数千円のものも。ちなみに、AKB48のライブを視聴するには、各グループ月額3,300円が必要です。グループ全体視聴パックなどもありますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
自宅で劇場気分!さまざまなライブをVRで
VR映像は高い没入感で、自宅にいながら現地に足を運んだような気分を味わえます。VRでライブを視聴すれば、大好きなアーティストを間近で見ること、そしてライブ会場の熱量や一体感を感じることができるでしょう。
自宅に大きなスクリーンを設け、映画館気分を満喫するという方もいらっしゃいますが、これからはVRゴーグル1つで、よりリアルな世界に飛び込むのも、よいのではないでしょうか。