幻想的かつ非日常的な世界をリアルに体感できるVRで、たくさんの魚に囲まれる映像を楽しむことができます。今回ご紹介する「DYSCHRONIA: Chronos Alternate」は、海上都市を舞台にした、VR捜査ゲームです。
魅力的な内容や、映像の特徴を見ていきましょう。
「DYSCHRONIA: Chronos Alternate」とは
「DYSCHRONIA: Chronos Alternate」は、2022年夏に発売予定のVR捜査ゲームです。開発したのはMyDearestとイザナギゲームズで、VRだけでなく2次元ゲームとしての販売も決定しています。VR版はMeta Quest 2、Non-VR版はNintendo Switchでプレイ可能です。
公開されている映像では、シルエットや半透明の見た目のキャラクターたちが、美しい海上都市にいる様子がうかがえます。近未来的な建物やカラフルな光が取り巻く世界のなかで、どういったストーリーが展開されていくのでしょうか。
海上都市の監察官としてプレイ
舞台となる海上都市では、メンタリングシステムというものを使い、全市民の夢(拡張夢)を統合しています。無意識のなかでのメンタルケアを実施することで未然に犯罪を防ぐのですが、夢と、現実世界(海上都市)を行き来する特別な権限を与えられているのが、海上都市の監察官です。
「拡張夢」でのケアにより、海上都市では犯罪が起こることはあり得ません。しかし、海上都市ではなぜか、殺人事件が発生してしまいます。プレイヤーは監察官として現実世界と拡張夢を切り替えながら、事件の手がかりを探っていきます。
5000匹以上の魚群は圧巻!
YouTubeで公開されている「DYSCHRONIA: Chronos Alternate」のプロモーション動画では、半透明の大きなクジラや、色とりどりの魚たちの様子を見ることができます。赤や水色、紫、黄色などのカラフルな魚の群れは、決してリアルな魚ではなく、三角形をつなぎ合わせて作った機械的な見た目をしています。
群れを成して空を泳ぐ魚たちは、なんと5000匹以上。自社独自のシェーダーを利用し、Meta Quest 2の性能を最大限に活かせる映像を実現したそうです。
夢の世界を自由に泳ぎ回る魚たちの美しさを見れば、「拡張夢でメンタルケアをされる」という状況を、身をもって体験できるのではないでしょうか。
映像もストーリーも楽しめるVRゲームに挑戦しよう
「DYSCHRONIA: Chronos Alternate」は高いVR技術で、360度映像の限界に挑戦した作品です。美しい魚群に癒されることはもちろん、ストーリーも丁寧に構成されており、自身の手で事件を解決する手がかりをつかみながら先へ進むなかで、監察官という立場に没入していくことができるでしょう。
Meta Quest 2によるVR版でのプレイがおすすめですが、「VR機器がそろっていない」「VR酔いをしてしまう」という方も、ストーリーの展開を楽しんでいただきたい作品です。Nintendo Switchをお持ちの方もぜひプレイし、高いゲーム要素を実感してください。