VR映像の監督として世界から注目を集める中国のQing Shao監督。彼のデビュー作には、他のVR作品にない魅力が詰まっています。
今回は、「CHUANG -絵の中へ-」について、ご紹介します。
「CHUANG -絵の中へ-」とは
「CHUANG -絵の中へ-」は2017年に制作された、およそ7分のVR映画です。アートアニメーションに分類されており、徹底的にこだわった映像の美しさが、大きな魅力だといえます。
Qing Shao監督は中国の若手VR監督として当時から注目を集めており、同作品もデビュー作ながら、ヴェネツィア国際映画祭にノミネートされました。また、2019年の同映画祭では「Black Bag」がコンペティション部門にノミネート。多くのVR作品が誕生するなか、2度もノミネートされるということは、簡単にできることではありません。
Qing Shao監督は「VR映画として制作するならゲームエンジンは使うべきではない」というこだわりを持っており、前述の2作品についてはどちらもゲームエンジンを使用せず制作しています。中国の伝統技法を駆使した手描きアニメーションに、CGや実写を組み合わせた手法で、現在も中国を代表するVR映画監督として第一線で活躍中です。
明確なストーリーのない作品
デビュー作「CHUANG -絵の中へ-」は、タイトル通り「絵のなかに入る」ということを大きなテーマとして掲げており、ストーリーがほとんどないのが特徴の1つです。心地のよい音楽と、優しい色彩で描かれたこだわりのアニメーションが、見る人の心を落ち着けます。
冒頭ではキャンバスに描かれた絵のなかに、体験者が入っていくことになります。このシーンがあることで、ストーリー性があまりないVR世界のなかにも、スムーズに没入していくことができます。
満天の星のあいだを大きなクジラが泳いでいく様子をはじめ、さまざまな幻想的なシーンがゆったりと流れていくのを堪能することはもちろん、最後には非常に印象的な映像が待っているので、そこにも期待しながら作品を楽しんでいただきたいです。
作品から何を得られる?
VR技術は、ホラーやジェットコースターといった刺激的な映像や作品に、使用されることも多い傾向にあります。もちろん、ゆったりとした作品、感動や癒しを与えてくれる作品も多くありますが、今回ご紹介した「CHUANG -絵の中へ-」のように、明確なストーリーが存在せず、アートの美しさを楽しむような内容のものは、希少だといえます。
この作品から得られるのは、大きな癒しです。心地よいヒーリングと美しい映像、心を穏やかにしてくれる音楽などで、リアルな世界でのストレスを軽減させられるのではないでしょうか。
美しい映像を、VRでよりよく楽しもう
VR映像は、作品そのものの映像の精度の高さはもちろん、体験環境も重要なポイントとなります。今回ご紹介した「CHUANG -絵の中へ-」の映像美をより楽しむには、よりよいヘッドマウントディスプレイを用意することも大切です。ヘッドマウントディスプレイは価格も機能も幅広いので、ベストなものを見つけられるとよいですね。
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