さまざまなメタバースが誕生するなか、2022年6月に登場したのが、VIVEのオープンメタバース「VIVERSE」です。独自の仮想空間のなかで、どういったことができるのでしょうか。

今回は、今注目のVIVERSEについてご紹介します。

VIVERSEのサービス概要

「VIVERSE」は、VRヘッドセット「VIVE」シリーズをリリースしているHTCが開発・公開した独自のメタバースプラットフォームです。2022年2月には構想段階の動画が公開され、その後、6月に正式公開に至りました。

VIVERSEはVRデバイスなしでアクセス可能で、お手持ちのパソコンやスマートフォン、タブレットなどから気軽に利用できるのが特徴です。ゲストアカウントとしてログイン可能なので、試しに体験したい、という方にもよいでしょう。正式に利用したい場合は、HTCアカウントを取得したり、暗号資産ウォレット「MetaMask」などと連携したりすると、より利用の幅が広がります。

アバターの設定も自由で、テンプレートで用意されているもののほか、利用者がカスタムできるなど、柔軟性のある仕様となっています。

現在できることは

公開からおよそ2カ月が経過した2022年8月現在、アクセス可能なワールドはまだ多くはありません。構想段階でもいわれていた、NFTプロジェクトの展示ワールドがいくつかあり、バーチャル空間内にある美術館で、作品のNFTを購入するなどのアクションができるので、NFTや美術作品に興味のある方は、ぜひ体験してみてください。

また、6月22日には、バンダイナムコピクチャーズとのコラボレーションの開始が発表されています。両社の共同制作で、世界初の女子ゴルフをテーマとしたアニメシリーズ「BIRDIE WING」の、メタバースギャラリー「BIRDIE WING METAVERSE MUSEUM」が公開されていますので、こちらも併せてチェック、体験してみてはいかがでしょうか。

今後、期待される活用方法

2022年8月現在、シュー・ヤマモトさんの「CAT ART]のトークンをはじめ、さまざまなコラボ展などを公開しているVIVERSE。自身の想像力を生かしたワールドの創作などもでき、今後も美術作品の展示などを中心に、芸術に関わる幅広いサービスを提供してくれることが期待されます。

無料で体験できる内容も豊富ですので、ちょっとした時間に手軽にお試しいただけるのも嬉(うれ)しいポイントです。個性的なアバター作りから始め、ぜひVIVERSEの世界を楽しみましょう。

さまざまなメタバースへ飛び込もう！

現在、多くのメタバース（仮想世界）が誕生し、それぞれの空間は多種多様に活用されています。芸術はもちろん、買い物や町歩き、ゲームなど、利用者が望む魅力的な体験を実現できるメタバースを見つけ、ぜひ日常生活のなかでご活用ください。

今後も、メタバースニュースではメタバースで実施されているイベントなどをご紹介していきます。手軽にできるVR体験は、メタツアーズ公式動画やおすすめYouTube動画からも可能です。こちらもチェックしてみてくださいね。

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