2019年、世界中で高い評価を得たVR作品「Conscious Existence」をご存じでしょうか。およそ12分の作品には、感動を覚えるような美しい映像が詰まっています。
今回は、「Conscious Existence」の魅力をご紹介します。
「Conscious Existence」とは
「Conscious Existence」は、2019年にドイツで制作されたVR作品です。明確なストーリーは存在せず、「アート」を楽しむ内容となっています。
ルミエールアワードではBest Visual VR Contentに選ばれ、このほかにも世界の映画祭で高評価を獲得。幻想的な世界観で、多くの人を魅了しました。
空間表現の美しさに感動
作品は抽象的な表現から始まり、実際の風景の映像へと移り変わっていきます。空間全体を色鮮やかなクラゲが泳いだり、万華鏡のなかに入り込んだような感覚になる映像が現れたり、頭上で花火が打ち上がったりして、空間表現が日常の何気ない風景の美しさを際立てます。
感動を覚える美しい映像にぴったりの音楽にも注目です。デジタルアーティストであるMarc Zimmermann監督は、映像はもちろん、音楽にもこだわり、聞いているだけで作品の流れがわかるような設計を意識しています。
冒頭は「これから何かが始まる」というワクワクした気持ちをかきたてるような曲、クライマックスには作品を見た満足感をさらに高めてくれるような曲をチョイスしているので、ぜひ音楽にも耳を傾けて、作品を楽しんでいただきたいものです。
VRに最適なテーマも魅力
タイトルにもなっている「Conscious Existence」とは、「意識的な存在」という意味の言葉です。自然の風景や身近にある出来事、瞬間を美しく描いたこの作品を見ていると、日常生活の中で意識をしていない、何気ない風景や存在に改めて気づかされます。
360度視点を動かし、リアルな映像のなかにある美しさを発見できるVRは、この作品のテーマを明確に伝えるための重要な役割を果たしているといえるでしょう。2D映像では伝わらないメッセージを、VRによって表現できている、素晴らしい作品です。
感情を揺さぶるVR作品を楽しもう
VR作品は、従来の映像コンテンツにない感情を呼び起こしてくれます。今回ご紹介した「Conscious Existence」では、日常のなかの美しさに気づけるでしょう。また、ドキュメンタリーVRなどは、登場人物の立場になり、よりリアルに相手の気持ちになって物事や心情を受け止められます。
学びはもちろん、多くの感情を呼び起こしてくれるVRコンテンツ。多くの作品を、ぜひご家庭でもお楽しみください。スマホ視聴なら、メタツアーズオリジナルのVRゴーグルもおすすめです。シンプルなデザイン、目に優しい構造のVRゴーグルの詳細は、専用ページよりチェックしてみてください。
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