2022年の「バーチャル学会」が、12月に開催されます。VRを活用した学会には、どのような学びや魅力があるのでしょうか。
早速、ご紹介していきます。
バーチャル学会の歴史
バーチャル学会の第1回が開催されたのは、2019年12月。バーチャル空間の cluster と VRChat にて開催されました。
2019年12月といえば、中国・武漢で新型コロナウイルス第一例目の感染者が報告されたのと同じタイミングです。コロナ禍の影響でバーチャル開催へと移行したイベントは多々ありますが、バーチャル学会に関してはコロナの影響とは関係なく、VRの可能性に期待して始まったものだとわかります。
その後、2020年、2021年にも同学会は開催され、2022年は第4回目の開催となります。バーチャル学会はVR空間内で学術発表、交流などが行われ、VR空間での価値創造をアカデミックな側面から促進するための取り組みの1つだといえるでしょう。
「バーチャル学会2022」概要
「バーチャル学会2022」は、12月17・18日に開催されます。基調講演やオーガナイズドセッション、口頭発表、ポスター発表などはclusterというVRプラットフォームで行われ、ポスター発表フリーインスタンスはVRChatにて実施。公募は9月4日~10月2日となっています。
2022年は幅広い学術領域から発表者を募集。未知の知識や領域の交流機会を作ることで、新たな課題の発見、気づきの促進を目的とします。運営側はフレンドリーさを重視し、学術に関心のある方なら誰でも交流できるようなオープンな環境づくりに尽力するようです。
「バーチャル学会2022」の見どころは…
「バーチャル学会2022」での発表者は、公募によって決定しますが、基調講演への出演予定者は、東京大学大学院情報理工学系研究科の鳴海拓志准教授、Psychic VR Lab 代表取締役CEOの山口征浩氏、VR・メタバースガイド/Vシンガーのおきゅたんbot氏であることが既に発表されています。
鳴海拓志准教授は日本VR学会理事として、VR技術と認知科学・心理学の知見を融合した研究を展開している方です。また、山口征浩氏は2017年にXRクリエイティブプラットフォームSTYLYのサービスを開始した人物。空間を身にまとう時代の創造を目指す存在として、VRに詳しい方のなかでは非常に有名です。
おきゅたんbot氏はVRメタバースガイド/Vシンガーとして活動するキャラクター。さまざまなVRイベントはもちろん、メディア出演など幅広いシーンでの活躍に、注目が集まっています。
そんな3者による基調講演をはじめ、VRとさまざまな学術領域の融合について説く発表者が集う「バーチャル学会」へ、ぜひ足を運んではいかがでしょうか。
VR空間を活用し、さまざまな学習を
VRはさまざまな業界で注目・活用されていますが、特に学習分野においては効率的な学習を実現するツールとして多くの企業や教育機関で利用されています。「バーチャル学会」でどういった発表がされ、今後どのようにVRが変わっていくのかにも、注目したいですね。
メタツアーズがご提供する「VR教育」も、学校教育での学びを変える画期的なツールとして、多くの中学校や高等学校で導入いただいております。ドローンとVRを使った新たな学びで、論理的思考やリーダーシップなど、人間性を養う教育を実現しましょう。
詳しくは、専用ページをご参照ください。
学校教育機関向けサービスはこちら