おみやげ
コーナー

SiemensとNVIDIAが提携!関係強化で産業界に新たな風を

ドイツ時間の2022年6月29日、SiemensとNVIDIAが産業向けメタバース構築とAI駆動のデジタルツインテクノロジー利用拡大による産業オートメーションの高度化を目的に、提携すると発表しました。

提携により行われる具体的な取り組みには、どのようなものがあるのでしょうか。早速、ご紹介します。

Siemens・NVIDIAとは

Siemens(シーメンス)はドイツにある電機メーカーです。もともとは電信、電話、電子機器製造会社でしたが、現在は情報通信、交通、防衛、生産設備、家庭製品など幅広い分野で製造はもちろん、システム・ソリューションを展開しています。

提携するNVIDIA(エヌビディア)は、アメリカにある半導体メーカーです。特にGPGPUという、GPUを汎用計算用途に拡張したものの設計に特化しています。1993年設立とまだまだ歴史の浅い企業ですが、2017年に発売された「Nintendo Switch」を任天堂と共同開発した、といえば技術力の高さが伝わるのではないでしょうか。

提携後の取組内容は

ドイツのSiemensとアメリカのNVIDIA、国境を越え2つの企業が提携し、どのような取り組みがされていくのでしょうか。

第一弾の取り組みは、Siemens Digital Industries Softwareのオープンなデジタルビジネスプラットフォーム「Xcelerator」と、NVIDIAの3Dデザイン/コラボレーション向けプラットフォーム「Omniverse」の接続です。これにより、Siemensの物理ベースのデジタルモデルと、NVIDIAのAI対応リアルタイムシミュレーションによる、産業向けメタバースの構築が可能になります。

産業向けメタバースでは、物理ベースのデジタルツインをAIにより視覚化。リアルタイムで、没入感の高い仮想空間を作ります。今回実現する産業向けメタバースは、あらゆる規模の企業に展開される予定です。

産業向けメタバースがもたらす効果

今回の提携により生まれる産業メタバースは、Xceleratorのオープンなパートナーエコシステムに、Omniverseを組み合わせることで、デジタルツインの利用が加速。製造やプロダクトライフサイクル全体における生産性およびプロセスの向上が見込めます。

高い没入感を実現したシミュレーションを可能にすることで、迅速な意思決定につながるのも、産業メタバースに期待できる効果だといえるでしょう。

今回の提携に関する発表について、Siemensの社長兼CEOからは「現実世界とデジタル世界をできるだけ近づけ、ソリューションが成長するエコシステムのなかで一体化すれば、世界の顧客がより迅速に意思決定できる。NVIDIAとのパートナーシップの強化で、全ての人がアクセスできる産業向けメタバース環境を提供できる」と語っています。

幅広い可能性を持つメタバースに期待!

SiemensとNVIDIAが提携し、今後展開する産業メタバースにより、世界の産業に大きな変化が訪れることを期待したいですね。

メタバースは幅広い可能性を持っており、さまざまな業種・業界に貢献します。今後もメタバースニュースでは、多くのメタバースに関する事例や新たな取り組みをご紹介してまいります。ご期待ください。

OTHER CONTENTS

おすすめのコンテンツ

メタツアーズ公式動画コンテンツ

「メタツアーズの公式動画」x「メタツアーズの公式アプリ(メタダイバー)」だからこそご提供できる迫力の3D動画をお楽しみください。

ユーチューブVR動画おすすめ

YouTubeのVR動画のうち、「VRゴーグルを装着することで没入感のアップする」360°動画を厳選してご紹介しております。

おみやげ通販

メタツアーズの公式動画を体感するだけでなく、実際に現地のおみやげが購入できます。是非お立ちよりくださいませ。