メタバースニュースではVRに関するさまざまな情報をお届けしていますが、今回ご紹介するのはARに関する内容です。仮想現実であるVRとは異なり、ARは拡張現実、実在する風景のなかにバーチャルのものを映し出します。
「ポケモンGO」などが身近なARとして挙げられますが、ARデバイス市場を盛り上げるNrealの新製品には、どのような魅力が隠されているのでしょうか。
Nreal(エンリアル)とは
Nrealは2017年に設立した中国の企業です。設立後わずか3年で世界最小、最軽量、最大視野角の複合現実グラスの開発に成功し、2019年にアメリカで開催された「CESーConsumer Electronics Show」で賞賛を浴びました。
また、中国企業で唯一「CES Best Startup Company Award」も受賞しており、世界をリードするARトランスインフォメーションインパクトとして活躍中です。日本国内では東京都港区に拠点を置く「日本Nreal株式会社」が、製品情報などをアナウンスしています。
「Nreal アダプター」を発表!
そんなNrealは2022年8月、東京都内にて発表会を開催。さまざまな端末でNreal製品を利用できる「Nrealアダプター」をお披露目し、同時に事前戦略についても説明しました。
従来の平面のデジタルの世界とは異なる、3D立体空間のための次世代コンピュータプラットフォームとしてのARの役割などについて解説。同時に開発するAR製品についても語っています。
NrealがAR製品開発の際に心がけているのは、「デザイン」「安全性」、そして「Optical Engine」です。外につけていっても恥ずかしくないファッショナブルなデザインを目指しているとのこと。もちろん機能性も高く、世界中の多くの方がARに親しめるような工夫をしているそうです。
日本重視の姿勢も・・・
高品質確保のためのロボット生産工場を作る、人間の目の健康にあまり支障を来さない安全性が証明されているなど、安心と信頼を獲得し、日本国内でも多くの取り扱いがあるNreal製品。個人向け市場のシェアは8割で、堂々の世界首位となっています。
そんなNrealは、日本を重視する姿勢も見せています。理由は、日本はアメリカに次ぐ開発者の多さを誇り、クリエイティブなアイデアを持っているうえに消費者の関心も高いからだそうです。
Nreal製品の無線化、独立型への移行などに関しては問題点もまだありますが、予想以上に早いリリースの可能性に期待が集まっています。
今後は個人に向けた製品の開発だけでなく、開発者や自治体、公共施設へのアプローチを行い、ARのますますの広がりに貢献していきたいと、意向を述べるNreal。日本、そして世界でのますますの広がりに注目していきたいですね。
現実世界をよりよくするARにも注目しよう
VRが大きく注目を集める昨今ですが、ARやMR(複合現実)も、発展を遂げています。生活や仕事などをよりよくする、さまざまなデバイスやサービスの登場に、期待しましょう。
メタバースニュースでは、ARに関する情報も随時お届けしていきますので、ぜひチェックしてみてください。