1997年に公開された「ドーベルマン」で、世界的に話題となったヤン・クーネン監督が制作した「AYAHUASCA – Kosmik Journey」。危険なバーチャルトリップ作品として、注目を浴びました。
今回は、「AYAHUASCA – Kosmik Journey」の魅力をご紹介します。
「AYAHUASCA – Kosmik Journey」とは
「AYAHUASCA – Kosmik Journey」は、2019年にフランスで制作されたおよそ12分間のVRアニメーションです。体験者はアマゾンの中心部で、スピリチュアルな旅に出る監督の目を通し、状況を体験します。
アヤワスカというアマゾン北西部で伝統的に用いられる植物のエキスを服用して起こるビジョンに浸るのですが、このワヤワスカとは、幻覚剤の原料の1つです。
体験者は内なる心の旅を通し、アヤワスカの魔法と癒しの力を感じることになります。
奇妙なイメージが連続する作品
作品の冒頭では、アマゾンの薄暗いジャングルのなかで、ある儀式を体験します。視界が少しずつゆがみ始めると、最終的には真っ暗な世界になり、視覚や聴覚を徐々に奪われていくような感覚に陥ります。
その後、奇妙なイメージが目の前に多数出現し、連続した不思議なビジョンを見ることになりますが、これが美しい世界へと転換していくのです。
ちなみに「AYAHUASCA – Kosmik Journey」には、明確なストーリーは存在しません。冒頭では昆虫やヘビが多数登場するので、苦手な方は若干つらいかもしれませんが、そのあとには美しい映像が待っています。
バーチャルトリップという新たなジャンルの誕生
アヤワスカは、人の感覚を現実からやや離れた不快世界に引き込んでくれます。これを巧みに再現できるのはVRだけだと監督は語っており、「AYAHUASCA – Kosmik Journey」が「バーチャルトリップ」という新たなジャンルの登場に貢献したのは、いうまでもありません。
VRの特徴を生かし、VRでしかできない表現を考え出して作られた作品を通し、体験者は何を感じるのでしょうか。
現実では体験できない世界観に親しもう
アヤワスカを服用して、現実から離れた景色を見られる人は限られていますが、VRなら、こうした非現実的な体験を誰でも簡単にすることができます。日常や現実から離れた不思議な時間を体験する貴重なツールとしてVRを活用し、さまざまな作品に親しみましょう。
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