デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムの事業「arrova(アローバ)」が、小学館のメタバースプロジェクトに参画することが2022年7月に明らかになりました。メタバースに興味がある方にとっては、プロジェクトの概要や、プロジェクト参画による可能性などは、注目すべき話題なのではないでしょうか。
そこで今回は、参画するプロジェクトの概要や、「arrova(アローバ)」についてなどの情報をまとめました。
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムとは
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社は1996年、広告黎明期と呼ばれる時代に設立された会社です。情報や生活のデジタル化が進むなか順調に事業を拡大し、市場の形成、また業界成長に大きく貢献してきました。
現在はデジタルを軸に、広告やマーケティングビジネスを展開。国内外でコンサルテーションからプランニング、広告枠の仕入れ・販売・運用・結果解析などをトータルに支援しています。また、メディアの特性を生かしたクリエイティブ制作やグローバルなプロモーション支援など、事業内容は多岐にわたります。
そんな デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムでは、自社で展開するWR/メタバース領域におけるメディア、広告ビジネスデザイン事業も実施しており、これが「arrova(アローバ)」と呼ばれるものです。
「arrova(アローバ)」は2021年に立ち上げたサービスで、バーチャル空間内でのメディア開発、広告販売などを行います。
小学館が推進中のメタバースプロジェクト
老舗の総合出版社として知られる小学館も、メタバースプロジェクトに力を入れています。小学館のプロジェクトは「S-PACE(スペース)」と呼ばれるもので、2022年に創立100周年を迎えたことで、新たな領域への参画を発表しました。
「場のメディア化」をテーマとした新規事業「S-PACE(スペース)」は、「コンテンツ作りからコミュニティ作りへ」をコンセプトにしたメタバースメディアです。小学館保有の人気コンテンツと読者をつなげる体験型メディアとして、今後一般公開が行われます。
プロジェクト参画による可能性
「arrova(アローバ)」は、そんな「S-PACE(スペース)」とともに、メタバース事業に関する協議や計画支援を行ってきました。今後、大きな伸びが期待されるメタバース領域で、新たなシステムを生み出す小学館に対し、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムも大きな魅力や可能性を感じているようです。
プロジェクト参画により、「arrova(アローバ)」はよりよいコンテンツやコミュニティの形成、次世代のメディアコミュニケーション体験の開発支援などを行い、メタバースのさらなる進歩に貢献します。
企業間のつながりが、さらなるメタバースの進歩に
メタバースに参入する企業が急増するなか、企業間の壁を越え、お互いにもつ技術や知識を掛け合わせ、よりよいサービスやコンテンツの提供に尽力する企業も見られます。自社のみでは成し遂げられないことも、他社と協業することで実現でき、メタバースの進歩にも貢献できるため、今後も多くの企業が助け合いながらメタバースへの参入を実現していくことが期待されます。
メタバースニュースでは今後も、企業のメタバース参入に関する情報をお届けする予定です。ぜひチェックしてください。