イタリアを代表するブランドの1つであるブルガリが、VR内に公式ワールドをオープンしたことがわかりました。ワールドを構築したのは「ZEPETO(ゼペット)」というアプリ内で、魅力的なコンテンツを楽しめます。
今回は、ブルガリのワールドに関する情報を、お届けします。
「ZEPETO(ゼペット)」とは
ブルガリのワールドを体験できる「ZEPETO(ゼペット)」は、スマートフォン向けの3Dアバターアプリです。スマートフォンで簡単にアバターを作成し、さまざまなコンセプトのワールドを自由に散策。チャットなどのコミュニケーションツールを使い、世界中のユーザーとつながることができます。
アバターは着せ替え可能で、バーチャルファッションアイテムの販売数はなんと25億点以上。個性的なファッションや大好きなブランドでまとめたコーディネートはもちろん、メイクアップやヘアチェンジなども楽しめます。
「ZEPETO(ゼペット)」の登録ユーザーは世界で3億2000面認以上、月間ユーザーはおよそ2000万人です。多くの方がバーチャル空間での生活やコミュニケーションを日々行っており、満足度の高いアプリだといえるでしょう。
アプリ内に「BULGARI サンセット・イン・済州(チェジュ)島」がオープン
「ZEPETO(ゼペット)」はこれまでも、ラルフローレンやNARSなど、さまざまな人気ブランド、有名ブランドのワールドやアイテムを提供してきました。今回登場したワールドは有名ブランド「ブルガリ」です。
「BULGARI サンセット・イン・済州(チェジュ)島」内ではブルガリをイメージしたポップアップストアやカフェで、お買い物や写真撮影を楽しめます。アプリ内では展示された商品に近づくと、試着や購入が可能です。リアルな世界ではなかなか手が出ないブルガリの商品を、手軽に試着し、購入できるのは、アバターアプリならではの魅力ではないでしょうか。
また、「BULGARI サンセット・イン・済州(チェジュ)島」ではクエストも用意されており、クリアするとアバターが着用できるアイテムを2点受け取ることができます。
若年層へのPRとなるか
3Dアバターアプリやゲームプラットフォームなどは、近年人気ブランドと積極的なコラボレーションを行っています。これは、「Z世代」を中心とした若年層に、自社の商品をPRすることが目的とした戦略です。
今後もVRなど、若年層が多く活用する媒体に有名ブランドなどが進出する事例は、増加すると予想されます。仮想空間とリアルな商品やサービス、双方が活性化するような相乗効果を期待したいですね。
仮想空間に構築されたさまざまなワールドを体験しよう
今回ご紹介したブルガリなどは、「高い」「身分に合わない」などと敬遠してしまう方も少なくありません。しかし、仮想空間で手軽に試着などを体験することで、「ちょっと本物を見てみようかな」と購買意欲を掻き立てられる方も増えるのではないでしょうか。
リアルな生活をよりよくしてくれる仮想空間の活用方法が、これからも増えていくとよいですね。