1979年のテレビ放送開始から、長年人気を誇っている「ガンダムシリーズ」。アニメ放送や劇場版はもちろん、小説や漫画、パチンコ・パチスロ、玩具など幅広い関連作品を展開しており、お台場や福岡には高さ18メートルを超える実物大ガンダムがあることでも有名です。
そんなガンダムも、メタバース関連のプロジェクトを進行中。その進捗状況が発表されました。今回は、「ガンダムメタバース」の情報をお届けします。
「ガンダムメタバース」とは
「ガンダムメタバース」は、バンダイナムコグループのガンダムプロジェクトで開発・進行中のものです。世界中のガンダムファンが集い、語り合い、さまざまなカテゴリのコンテンツに出会うことを目的に作られたメタバースで、メインは人と人との「交流」となっています。
完成したメタバース空間を提供するのではなく、段階を踏んで基盤を構築するスタイルであることがわかっており、カテゴリごとのコミュニティを創出し、バンダイナムコIDと連携していくそうです。
AIキャラクターを発表
「ガンダムメタバース」内にはAIキャラクターも登場することが発表されています。キャラクターの名前は「メロウ」で、ウサギのような帽子をかぶったロングヘアのかわいらしいキャラクターです。
「メロウ」は将来のガンダムメタバースの「試作1号AI」で、ガンダムファンとの対話に特化しています。今後、AIキャラクターはメタバースの体験者の話し相手になることはもちろん、初めて出会うファン同士がより盛り上がれるような話題を提供することも行い、遊園地のキャストのような存在を目指すようです。
AIキャラクターによる動画ライブ配信も実施予定で、詳細についても後日発表があるようです。注目したいですね。
ガンプラスキャンでファン同士の交流も
「ガンダムメタバース」では将来、ガンプラスキャンを活用したコンテンツも提供することを想定しています。これは、デジタルデータとなったガンプラの展示を行うもので、組み立てたガンプラをメタバース空間に展示し、ファン同士の交流機会をより増やすことを目的としています。
また、スマートフォンで360度スキャンして映像に取り込む、というテストも実施されており、「ガンダムビルドファイターズ」の世界のようなガンダムを、バーチャルに投影することも目指しているようです。
ガンダムファンにとっては「なにそれ?」というものかもしれませんが、古くからのファンはもちろん、メタバースに興味がある方もきっと楽しめる魅力的なコンテンツとなることが期待されています。
ガンダムファンがつながれる!魅力のメタバースの今後に注目しよう
歴史の長いガンダムには、多くのファンが存在します。ファンたちがよりリアルにつながり、ガンダム談義に花を咲かせられる「ガンダムメタバース」が今後どのように展開していくか、楽しみですね。
新たなコンテンツや、実装したコンテンツのレビューなども、随時ご紹介していきますので、ぜひご注目ください。