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仏教の世界をバーチャルで!京都大学開発の「テラバース」とは

「地獄VR」など、実在しない世界観を仮想空間上に再現するメタバースは多々ありますが、今回ご紹介するのは、仏教の世界を再現した「テラバース」です。

ブッダと話せるAIなど、見どころ満載のテラバースには、どのような魅力があるのでしょうか。早速、見ていきましょう。

「テラバース」とは

テラバースは、仏教の世界観を表現したメタバースです。京都大学「人と社会の未来研究院」の熊谷誠慈准教授と、株式会社テラバースによる共同研究グループにより開発されました。

テラバースは仏教とメタバース技術を融合させた仮想世界で、名称に含まれる「テラ」は「寺」ではなく「一兆」という意味を指します。「一兆(テラ)の宇宙(バース)」という意味を持つテラバースは、伝統とテクノロジーの融合により、現実には存在しないものの、古くから伝わる仏教の思想や世界観を手軽に体験できる環境を実現しました。

また、VRだけではなくARやAIも活用し、現実の空間に仏教対話AI「ブッダボット」を出現。ブッダと直接対話ができるという不思議な体験も可能とします。

ブッダボットはアバターに質問をすると仏教経典に基づいた回答をしてくれる、というものです。2021年3月の試作機から、およそ5倍の学習データとなった現在のバージョンでは、最古の仏教経典である「スッタニパータ」と、原始仏教経典の1つ「ダンマパダ」を部分的に機械学習させています。

開発者のコメント

今回「テラバース」の開発に関わった熊谷誠慈准教授は、「コロナ禍やロシア・ウクライナ戦争などの影響で、改めて現実世界に窮屈さを感じる人が増えている」とコメント。物理的制約のない仮想空間の可能性や潜在性はますます高まる、とメタバースの今後について語っています。さらに、テラバースに関して次のように思いを述べています。

「このたび開発に着手した仏教仮想空間「テラバース」、ならびに、試作品として公表した「テラ・プラットフォームARVer1.0」は、伝統知とサイエンスを融合した新しい世界、プラットフォームです。多様化した現代社会のオプションの1つとして、人々に癒しや楽しみをお届けし、そこから新たな活力と希望が生まれ、躍動的な社会が実現することを願っています。」

今後の展望

テラバースは今後も伝統と先端技術の融合により、重層的な精神世界を構築する予定です。研究グループはVR技術を用いた「テラ・プラットフォームVR」の開発にも意欲的で、リアルな寺院とアバター寺院を同期させることで、体験者が現実の距離を超えたコミュニケーションを実現できるような発展もさせていきたい、としています。

仏教の思想や世界観を知りながら、現実には出会えない方々とのコミュニケーションも楽しむ、新たなサービスに注目していきましょう。

さまざまな世界観が再現されるメタバースを楽しもう

メタバースは空間を自由に構築できるので、幅広い活用が可能です。今後もさまざまな仮想空間の登場により、メタバース関連事業がより盛り上がることを期待したいですね!

メタバースをより深く楽しむためには、VRに関する知見も必要です。メタツアーズがご提供するVR関連のニュースや動画、アイテムもご活用いただき、お子さまやお友達と一緒に現実から離れた世界をお楽しみください。

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