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メタバース標準化に向けた取り組みを識者が解説「VRMコンソーシアム: 2022セミナー」を8月開催

2022年8月に開催された「VRMコンソーシアム: 2022セミナー」では、4人の識者がメタバース標準化に向けた取り組みや課題について解説しました。第1回となったこのセミナーはオンラインで開催され、メタバースにおける相互運用性とクリエイターの権利保護について、事例や将来性が語られました。

今回は、「VRMコンソーシアム: 2022セミナー」で語られた内容の一部をご紹介します。

「VRMコンソーシアム: 2022セミナー」とは

「VRMコンソーシアム: 2022セミナー」は一般社団法人VRMコンソーシアムとMoguraが開催したオンラインイベントです。VTuberが登場した2017年末以降、3Dアバターモデルを取り巻く環境には大きな変化が起こっています。

そもそも3Dモデルはアニメやゲームで長く活用されていましたが、VRやAR、MRにおいても利用の需要が高まっています。しかし、3Dアバターモデルは利用するアプリケーションごとに使用が異なっていたり、アバターの視点や骨格が適切に設定できていなかったりするため、複雑な作業が必要になるという課題があるのです。

こうした問題に加え、3Dモデルの著作権やVTuber自身の人格など、新しい権利保護の必要性も生まれるなど、3Dアバターモデルにはさまざまな課題があり、クリエイターや開発者が創作や活用を容易にできない状況となっています。

「VRMコンソーシアム: 2022セミナー」では、こうした課題解決のための取り組みについてのセミナーを実施。「相互運用性とVRMが目指すもの」を第1回のセミナーテーマとし、セッションを行いました。

メタバースは「3次元のインターネット」

ゲームやエンターテインメントの世界はもちろん、ビジネスなど、幅広い分野で活用されるメタバースですが、活用されるシーンによって、コミュニケーションの媒体である、経済活動を行う場であるなど、捉え方が異なります。

そこで今回のセミナーに登壇したユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの大前広樹氏は、メタバースを「3次元のインターネット」と定義するのが最も近いと語りました。これは、インターネットがもたらしたテクノロジーによる社会の効率化を、より空間的・身体的な領域に踏み込んで提供するという意味です。

確かに、これまでもオンラインによるリアルタイムのコミュニケーションの場や、3Dを活用した技術は存在しており、これらを融合したメタバースは本来の意味での新たな分野とはいえないでしょう。つまり、メタバースは新たなジャンル、フィールドではなく、既存のテクノロジーによる体験や支援・改善をするための次のステージだと考えることができます。

今後、メタバースに必要な力は

「VRMコンソーシアム: 2022セミナー」のテーマは、メタバースやアバター標準化です。標準化に向けてメタバースに求められる力は、マイクロサービス化です。

現在、インターネットは小さなソフトウェアの集合、組み合わせによりサービスを提供しています。巨大な1つのアプリケーションではないこうした「マイクロサービス化」により、マイクロサービス同士が連携し、1つのサービス提供を可能に。さまざまな規格での標準化を実現しています。

メタバースもインターネットと同様にマイクロサービス化を行うことで、よりスピーディにさまざまなサービスやコンテンツを創出することができるようになります。そしてこれが、大きな課題となっている「標準化」の実現にもつながると、大前氏は語りました。

メタバースの今後を考えるセミナーにも注目しよう

メタバースの進歩は私たちの生活をより快適にしてくれますが、一方で今回の課題としてあげられている権利や標準化など、考えるべきテーマも生まれます。プライベートや仕事でメタバースを利用することはあっても、その課題についてまで考える方は多くないかもしれませんが、これを機にメタバースの将来や現在抱える問題などに触れるセミナーにも注目してみてはいかがでしょうか。

メタツアーズでも、メタバース関連のセミナーについてのニュースをピックアップしていきますので、ぜひチェックしてください。

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