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フルタ製菓の「フルメタバース」シュールなキャラクターと内容が話題

表現の幅が非常に広いメタバースのなかには、個性的なもの、他にはない不思議な空間を作り出したものなども存在し、注目を集めています。今回ご紹介するのは、フルタ製菓のメタバース、「フルメタバース」です。

古くから個性的なCMが注目を集めてきたフルタ製菓が、どのようにメタバースを活用しているのか、見ていきましょう。

50年以上の歴史を持つフルタ製菓

フルタ製菓は、大阪府に本社を置く製菓会社です。その歴史は長く、創業は1952年。その後、1961年に株式会社化しました。チョコレートやクッキー、パイなどを中心に製造・販売を行っており、おもちゃのおまけつきのいわゆる「食玩」も豊富です。

代表的な製品としては、セコイヤチョコレートやピーナッツチョコレート、どでかばー、1999年に大ブームとなったチョコエッグなどがあげられます。チョコエッグは現在も製造されており、人気キャラクターとのコラボ商品も多数。アニメやキャラクター好きの子どもはもちろん、コレクション好きの大人にも親しまれています。

インパクトあるCMが度々話題に

フルタ製菓はスーパー戦隊シリーズやドラえもんなどで広告宣伝を行っています。過去には平成仮面ライダーシリーズ、メタルヒーローシリーズなどでもCMが放送されていました。

アニメのパロディや個性的なキャラクター、声優初の顔出しCM出演など、個性的なCMはかつてからたびたび話題となっています。今回の「フルメタバース」に登場するフルタマンは、2017年のCMでオリジナル体操「フルタイソウ第一・第二」を踊り、注目を浴びました。

謎のCM「フルメタバース」

今回公開のCMは、フルタ製菓の製品「生クリームチョコ」の30周年を記念して制作されたものです。前述のフルタマンが3Dモデル化し、町の人たちと歌って踊る、という内容になっています。

CMの舞台は「フルメタバース」。フルタのお菓子が看板として掲げられているバーチャルの世界です。「フルメタバース」という名前から、メタバース要素を含んだCMであることがわかります。

CMでは、フルタ製菓が作り出した仮想世界で多くの人が集まったり、VRヘッドセットが登場したりと、メタバースらしき雰囲気はありますが、動画の最後には「バーチャルでは味わえないおいしさ!」という言葉が。なぜメタバースを題材にしたCMにしたのかがよくわからない内容となっています。

今後の「フルメタバース」の動向にも期待

フルタ製菓のCM「フルメタバース」の真意については謎のままですし、ホームページを見ても、フルメタバースに関する情報の記載は今のところありません。単純に、現在話題となっているメタバースを取り入れただけなのか、もしくは今後、フルタ製菓がメタバース関連のコンテンツを公開するのかなどもわかってはいませんが、「フルメタバース」が今後何らかの形で活用されていく可能性はあるといえるでしょう。

フルメタバースがCMだけでなく、実際に多くの体験者が足を運べる場として登場することを期待し、動向に注目していきたいですね!

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