メタバースについて調べていると、必ずといっていいほど「VRChat」というワードが登場します。メタバースを体験できる空間である、ということは漠然とはわかるものの、どういった特徴があるのか、どのように始められるのかなどがいまいちわからない、という方も少なくありません。
そこで今回から2回にわたり、VRChatに関する情報をお届けします。これから体験される方はもちろん、既にVRChatをお楽しみの方にも、ご一読いただけましたら幸いです。
VRChatとは
VRChatは、アバターを利用してVR空間へログインし、多くの人とのコミュニケーションを可能とするアプリです。2019年後半までは同時接続数が8000人前後でしたが、コロナ渦の影響で利用者が急増。
2022年1月1日には同時接続数42000人と、過去最大の数字を記録しました。ピーク時からはやや落ち着いたものの、現在も30000人を超えるユーザーがアクセスすることも。また、最近はメタバースとしての注目度もアップしています。
VRChatの魅力
VRChatの魅力は、幅広いジャンルの空間が用意されていることでしょう。VRChatでは、ユーザーが自由に空間を創出でき、自身が作った空間はもちろん、他のユーザーが作り出した空間にも訪れることができます。
空間内では、ユーザー同士の交流もでき、周囲にいるユーザーとボイスチャットでリアルな会話を楽しめるほか、アバターに動きを反映させたボディランゲージも可能です。
ビデオ通話では相手の顔を見ながらコミュニケーションが取れますが、VR空間でのコミュニケーションはアバターを介して行われます。しかし、目の前のキャラクターが立体的な世界でジェスチャーをしながら会話する様子は、「実際に会っている」という感覚がより強くなるでしょう。
体験可能なデバイスは
VRChatは、VRヘッドセットとパソコンをつなぐ「VRモード」と、パソコンだけで体験可能な「デスクトップモード」があります。一体型VRヘッドセットなら、パソコンに接続をしなくても、VRモードでのプレイが可能です。
手軽に体験したいなら、パソコンがあればすぐにはじめられるデスクトップモードがよいでしょう。よりリアルな体験を希望する場合は、もちろん「VRモード」がおすすめです。VRワールドを360度で体験できるだけでなく、VRコントローラーでボディランゲージもできるので、他のユーザーとのコミュニケーションをより密なものにできるでしょう。
対応VRヘッドセットは「HTC VIVE/VIVE Pro」「Oculus Rift/Rift S」「Meta Quest / Quest 2(Oculus Linkを利用)」「Windows Mixed Reality(Windows MR)系」「VALVE INDEX」などです。尚、2022年7月現在、PlayStation VRやスマートフォンなどには対応していません。
ユーザー多数!VRChatを使ってみよう
非常に多くの空間で、ゲームやコミュニケーションを楽しめるVRChatでは、日々多くの方がバーチャルでしか味わえない体験を行っています。多くのユーザーを抱えるVRChatは、その分充実のコンテンツや機能を兼ね備えていますので、ぜひ簡単に体験できるデスクトップモードから試してみてはいかがでしょうか。
VRChatならではの魅力に触れ、メタバースを楽しむきっかけを作りましょう。