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「Roblox」がメタバース広告事業をスタート!ゲームを通した誘導に貢献か

アメリカの「Roblox」が、新たにメタバース広告事業をスタートします。エンターテインメント要素の強い「Roblox」が、ゲーム内広告を通じて企業にどのように貢献するのでしょうか。

詳しい内容を解説します。

若年層を中心に人気の「Roblox」

「Roblox」はアメリカのRoblox社が提供する、オンラインゲーミングプラットフォームです。もともと別の名称で2004年にサービスをスタートしており、2005年に「Roblox」へと名称変更。2006年9月に正式リリースされました。

その後、15年のあいだに多くのデバイスに対応可能となり、現在は1日あたりのアクティブユーザーが5000万人を超えています。ユーザーの多くはいわゆるZ世代と呼ばれる若年層です。

もともと「Roblox」は爆発的な人気があったわけではありませんでした。2020年頃、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、デイリーアクティブユーザーが急上昇。ここ2年ほどで急成長を遂げているサービスです。

新たにスタートするメタバース広告事業とは

そんな「Roblox」が新たに指導するメタバース広告事業は、企業やブランドが「Roblox」内にワールドを構築。各プレイヤーは別の空間からこの企業のワールドに移動する際、魅力的な宣伝・広告体験をします。

この事業は、2023年中にサービスを開始すると発表されており、発表の直後からサービスの内容や、どういった企業とブランドのワールドが登場するか、その効果についてなどさまざまな方面から注目が集まっています。

9月9日にはオンライン説明会が開催され、新たな広告の構想が発表されました。アメリカのスニーカーブランドである「VANS」の例をもとに、広告事例を紹介。これは、ゲーム空間内にあらわれた巨大なディスプレイ広告のような入り口を通り抜けると、「VANS」のスニーカーを着用した状態で「VANS」のワールドに移動できる、というものです。

メタバース広告がもたらす影響は?

Roblox社のデービッド・バズッキCEOによると、「没入感があり、ゲームのプラットフォームからは出ない広告のあり方を探してきた」とのこと。今回の新たなメタバース広告は、ブランドや企業の広告主にとって、顧客獲得のための「新たな収益源になる」と強調しています。

現在も各企業やブランドが独自のワールドを構築する機会が増加している「Roblox」ですが、今回発表された新たな広告により、プレイヤーがいる空間からブランドの空間へのスムーズな移動が可能となります。

新たな機能が企業の成長を促進するか

「Roblox」ではすでに、ゲーム内に看板広告を設置するという宣伝方法を採用しています。しかしこれは、文字や動画の情報掲載に留まっており、前述のような「実際にスニーカーを履く」といった体験者自身が、よりリアルにブランドや企業に触れられるようなものではありませんでした。

2023年に導入される新たな機能によって、企業の販売促進が活性化されたり、さまざまな企業がメタバースを活用したりするといった成長につながるとよいですね。

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