今回はVRChat内で、西洋絵画や彫刻を楽しむことができる「VR Art Museum 西洋絵画美術館」をご紹介します。
このワールドでは、原寸大の絵画を自宅で手軽に体験することが可能です。無料で公開されているVR美術館ワールドの魅力を、見ていきましょう。
「VR Art Museum 西洋絵画美術館」とは
「VR Art Museum 西洋絵画美術館」には、150点以上の古典絵画や19世紀頃までの、パブリックメインの絵画が展示されています。日本人向けの絵画も多く、展示されている各作品は原寸大で鑑賞することができるので、実際に実物をみているような感覚で楽しむことができるのが特徴です。
美術館の内装だけでなく、外観も本格的。VRとは思えないほどリアルな建造物で、全面ガラス張りのモダンな建物が特徴です。入り口に入ってみると、左側にハンディタイプの動画プレイヤーが置かれているので、こちらを持ちながら館内を回ることをおすすめします。
1階は「ラスコー洞窟の壁画」から始まり、古典絵画や19世紀頃までの西洋絵画を楽しむことができます。誰もが知っている絵画ばかりで、なかにはレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」も。展示の右下にある赤いマークは、「原寸大ではない」という表示です。ここをクリックすると、別の部屋に自動的に移動し、原寸大の巨大な「最後の晩餐」を体感することもできます。
高画質の「モナ・リザ」を間近で鑑賞できる
VRの世界では、「モナ・リザ」を高画質で間近に見ることができます。現実にある「モナ・リザ」はフランスにあるルーヴル美術館に行かないとお目にかかれません。しかしVRなら、防弾ガラスに囲まれることなく、至近距離から名画を鑑賞できます。他の絵画の画質は4Kで統一されていますが、「モナ・リザ」はより鮮明な16Kの高画質を実現。表面の凸凹とした絵のタッチまではっきりと見ることができ、質感までもリアルに映し出されています。
2階の展示は、19世紀以降の現代絵画です。写実主義やアカデミック美術など、さまざまなジャンルの作品が並んでおり、誰もが知っている「ムンクの叫び」はもちろん、ゴッホの「ひまわり」については複数点そろえての展示にこだわりが感じられます。
各作品の下に文字が表示されており、クリックすると文章による解説が見られるのも特徴です。加えて関連動画のリンクをクリックすると、持ち歩いていたハンディタイプの動画プレイヤーで説明を楽しむことができます。
「オトナの教養講座」でVRならではの楽しみ方も
関連動画をクリックすると、評論家の山田五郎さんのYouTubeチャンネル「山田五郎 オトナの教養講座」も視聴できます。このチャンネルは、西洋絵画に詳しい山田さんが、おもしろく解説してくれる人気の動画です。
VRのなかだからこそ動画再生もスムーズに楽しむことができます。音声ガイドと一緒に見れば、より一層理解が深まるでしょう。
世界中の名画を無料で何度も堪能しよう
「VR Art Museum 西洋絵画美術館」は、名画を何度でも無料で楽しめる、魅力的なワールドです。最初は圧倒されながら魅力的な絵画を楽しみ、次に訪れる際は解説も取り入れながらじっくり鑑賞するという流れもいいですね。
メタツアーズでは今回の美術館のような体験以外にも、さまざまなジャンルの作品を紹介しています。気になる作品を見つけ、新たな世界観を堪能しましょう。