新型VRヘッドセット「PICO4」の国内販売開始の詳細が、9月29日に発表されました。価格や重量、画質など、さまざまな点が優れていると期待が集まる新製品の魅力は、どこにあるのでしょうか。
今回は、「PICO 4」に関する情報をまとめました。
「PICO 4」制作発表会を開催
「PICO 4」は、Picoが製作した新型のVRヘッドセットです。VRヘッドセットのなかではダントツの売り上げと人気を誇る「Meta Quest 2」に並ぶデバイスになると期待されており、VR利用者の方からも非常に注目が集まっています。
9月21日には、製品発表会を開催。10月7日に発売されることが正式に発表されました。
スリムでおしゃれな見た目
「PICO4」はスリムでおしゃれな見た目が特徴です。全体の形状は、「Pico Neo 3 Link」や「Meta Quest 2」などの従来機種と似た部分もあり、なじみ深さを感じます。しかし、正面が従来のものと比べると非常に薄くなっており、その厚みはなんと35.88mm。シルエットはそのままに、スリムな印象を覚えます。
後頭部にはVRヘッドセットを固定するダイヤルがあります。VRヘッドセットとしては一般的ですが、ストラップフレームの一部のような設置で、凹凸がないため、よりスリムに感じられます。
正面の黒いパーツはフラットで、スリムなだけでなくおしゃれさも感じさせてくれるのがうれしいですね。
高精細「フルカラーパススルー」が魅力
「PICO4」を実際に装着してみると、その軽さに驚きます。本体重量は295gで、「Pico Neo 3 Link」の385g(ストラップなし)、「Meta Quest 2」の503g(ストラップなし実測値)よりも軽量です。
4Kディスプレイも鮮明で、「Pico Neo 3 Link」や「Meta Quest 2」よりもきれいな映像を楽しめます。しかし、映像の明るさは抑えられている感じで、「暗すぎず、明るすぎず」という絶妙なバランスを保っています。
そんな「PICO4」の魅力は、なんといってもフルカラーパススルーでしょう。画質も見え方も鮮明なのに加え、ヘッドセットの外側もフルカラーで見ることができます。
ヘッドセットの調整はもちろん、装着したまま歩くことも可能。実際、新製品発表会で元AKB48のメンバーでタレントの峯岸みなみさんが、「PICO4」を装着したままステージ上を歩くというパフォーマンスを見せました。
価格設定も良心的!「PICO 4」でメタバースをより楽しく
軽量で高画質な「PICO4」は、一体型VRヘッドセットとして大きく前進した性能を実現しているため、価格も高額なのではないかという不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
実は、128GBモデルが49,000円、256GBモデルが59,400円となっており、「Meta Quest 2」よりも安価です。競合を意識した価格設定は、良心的だといえます。国内販売も開始した「PICO4」で、バーチャルの世界をより快適にお過ごしください。