ARを活用し、渋谷スクランブル交差点に巨大スロットを出現させるという企画に、注目が集まっています。ARによって、現実のスクランブル交差点がどのように変わるのでしょうか。
今回は「渋谷スクランブルレイヤー」と、企画の概要をお伝えします。
スマートフォンアプリ「STYLY」とは
今回ご紹介する企画「渋谷スクランブルレイヤー」は、スマートフォンアプリ「STYLY」で楽しめます。STYLYはVRやARなどの作品を誰でも簡単に制作でき、作品の体験も可能。アートを現実世界に重ねて、非日常的な時間を堪能できます。
ヘッドセットのようなXRデバイスのみならず、スマートフォンでも手軽に体験できるSTYLY。ただ作品の制作や体験をするだけでなく、よりハイクオリティな作品を生み出すためのスクールを開催したり、素晴らしい作品を評価するアワードも毎年行われているようです。
特別企画がスクランブル交差点で開催!
そんなSTYLYを利用した特別企画「渋谷スクランブルレイヤー」が、10月15日から11月13日まで開催されました。これは、STYLYを活用し、世界の都市空間をXRで活用する「リアルメタバースプロジェクト」の一環として行われたものです。
第一弾として、「BŌSŌ SCRAMBLE」という、暴走族カルチャーとサイバーSFの世界観を描いたARが登場。私たちが知る渋谷とは異なる景色を楽しめます。
また、渋谷PARCOでは、「XR NFT ART EXHIBITION AT SHIBUYA PARCO」も開催。10月15~17日は、日本人アーティストによるXR NFTアート展で盛り上がりました。
遊べるスロットも話題に
「渋谷スクランブルレイヤー」で特に話題となったのは、スマホをかざすとスクランブル交差点周辺に現れる、巨大なスロットではないでしょうか。このスロットはただ存在するだけでなく、実際に遊ぶことも可能。
NFTアートとのコラボ景品が当たる可能性があるということで、期間中は多くの体験者がスロットを回していたようです。
前述の通り、今回の企画は「リアルメタバースプロジェクト」の第一弾。今後も渋谷や日本の主要都市で、ARを活用した多くのイベントが行われるのではないでしょうか。
ARを活用して現実世界を彩ろう
現実とは異なる体験ができるVRも魅力的ですが、現実世界に非現実的な何かを映し出すARは、現実世界にいるままに、目の前の空間を彩ることができます。今回ご紹介した「STYLY」はもちろん、「ポケモンGO」のようにより手軽で身近な媒体も、ARの一種です。
さまざまなアプリを活用し、AR体験をしてみてください。そして、当たり前の日常に、ちょっとした非日常的な要素を加え、楽しんではいかがでしょうか。