バーチャル渋谷やバーチャル大阪など、各地の町並みを再現したメタバースが増加しています。沖縄県でも名所を舞台にした「バーチャル沖縄」を運営していますが、このたび株式会社HIKKYと協業することを発表しました。
今回は、新たなプロジェクトの内容や、その効果についてご紹介します。
沖縄発メタバース「バーチャル沖縄」とは
バーチャル沖縄は、株式会社あしびかんぱにーが運営するメタバース空間です。首里城や国際通り、シーサー、ちんすこう、オリオンビールなど、沖縄の名所や多くの人が知るアイテムが登場し、遠方にいながら「沖縄」を満喫できます。
沖縄の雰囲気が好きなものの、なかなか現地へ行けないという方はもちろん、まだ沖縄へ行ったことのない方も、バーチャル空間で沖縄がどういった場所かを知ることが可能。イベント開催などもあり、単純にメタバースを楽しみたいという方にもおすすめです。
株式会社HIKKYとの協業を発表
そんな「バーチャル沖縄」が、「バーチャルマーケット」などのVRイベントを運営する、株式会社HIKKYと協業することを、2022年秋に発表しました。HIKKIYはメタバース開発エンジン「Vket Cloud」なども開発していますが、これを活用したり、HIKKIY推進の「パラリアルワールドプロジェクト」との提携も開始します。
地域活性化のための新プロジェクトの内容は
株式会社あしびかんぱにーは、「バーチャル沖縄」開設以来、メタバースを活用した地域活性化に積極的に取り組んできました。実際、「VRChat」上に開設された「バーチャル沖縄」には、多くのユーザーが足を運んでいます。
しかし同時に、VRChatを楽しむにはハイエンドPCやVRデバイスが必要なため、訪問者が限定されること、新規訪問者の獲得が難しいことが、課題としてあげられています。
今回の協業により、「Vket Cloud」の活用ができると、スマートフォンのWEBブラウザからも、簡単に「バーチャル沖縄」アクセスが可能に。手軽に沖縄のワールドを楽しみ、より多くの方に沖縄を知ってもらうきっかけになると考えられます。
また、「パラリアルワールドプロジェクト」の初の提携企業として「パラリアル沖縄」の展開も予定していることを発表。VRと地域を連携させ、さらなる地域活性化を目指します。
ちなみに「バーチャル沖縄」では協業の一環として、10月28日から11月7日までの「OKINAWA JAPAN VIRTUAL FES」にて、「Vket Cloud」が採択されました。ブラウザからも気軽に参加できるイベントとして、大盛況のうちに終わったとのことです。
バーチャル空間で開催されるイベントを楽しもう!
バーチャル空間では、ワールドの雰囲気などに合わせたさまざまな魅力的なイベントが開催されています。多くのイベントのなかから自身に合ったものを選択するのは難しいですが、手軽に入退室ができるのが、バーチャルイベントの魅力です。
ぜひ、多くのイベントを楽しみ、メタバースでの時間をより有意義なものにしてください。