凸版印刷株式会社は、2021年12月にバーチャルモールアプリ「メタパ」を設立。2022年10月には、メタパ内に「メタパーク」をオープンさせました。新たな買い物空間では、どのようにしてショッピングを楽しむことができるのでしょうか。
今回はメタバースでショッピングが楽しめる「メタパーク」についてご紹介していきます。
バーチャルモールアプリ「メタパ」とは
メタパとは、バーチャル空間でアバターを操作し、店舗で買い物をすることのできるバーチャルモールアプリです。これまでのネット内での買い物は、一旦サイトのホームへ戻り、ストア一覧から選択をして移動するパターンが主流。そのため、各店舗の回遊性が低く、買い物体験の途切れや新規顧客獲得が難しいなどの課題が挙げられていました。
しかし2021年12月からはじまったメタパは、バーチャル空間内に出店する全ての店舗をしきりなしのフラットな設計に配置することで、さまざまな課題が解消されるようになりました。
10月にバーチャル空間「メタパーク」をオープン!
2022年10月には、メタパ内に「メタパーク」をオープン。シームレスな広々とした空間のなかに、さまざまな店舗が出店できるのが特徴です。自由に回遊することができるので、今まで知らなかった店舗にも気兼ねなく入店し、商品を見ることができます。
ショッピングの際には、3DCGで映し出される商品を、さまざまな角度から確認することができ、AR機能により、実際に部屋に置いたサイズ感を把握することも可能。出店店舗側でも、アクセス人数や商品閲覧数、ECサイト遷移数などがデータ化されるので、売り上げ向上のマーケティングツールとしても活用できます。
さらに、中央のセンター会場ではイベントが開催されることも。ユーザーがより楽しめる空間となることが期待できます。
ちなみに、10月18日(火)から21日(金)に幕張メッセで開催されたイベント「CEATEC2022」の「METAVERSE EXPO JAPAN 2022 in CEATEC」にて、「メタパーク」を含めた「メタパ」がお披露目され、デモンストレーション展示が行われました。多くの方にバーチャルモールアプリを知ってもらえる機会となったのではないでしょうか。
「メタパーク」の魅力は?
メタパークは回遊できるだけではなく、さまざまなツールや機能もバージョンアップされ、利便性が高まっています。
アバターの髪型や服装のバリエーションも、これまでの全10種類から18種類へと拡大。さらに、メタパーク内の同時入室人数が50人になったりと、使いやすさと居心地のよさも進化しています。
また、テキストチャットで会話をしながら友人や家族とショッピングを楽しめるように。バージョンアップしたバーチャル空間は、ネット内だけでなくリアルでの人間関係にも充実感を与えてくれることでしょう。
自宅にいながらリアルなショッピングを満喫しよう
バーチャル空間内でアバターを操作し、実際にショッピングを楽しむことのできる「メタパーク」。自由な回遊で、今まで知らなかった店舗や普段立ち寄らないジャンルの店舗にも、気兼ねなく入店できます。
バーチャル空間での新しいショッピングは、これまでにない発見や経験をくれるでしょう。メタバースニュースでは、今後も「メタパーク」の魅力を追っていきます。