東京観光情報センターが、オンライン観光案内にてアバターコンシェルジュの観光案内をスタートしたことが発表されました。アバターを導入することにより、どのような効果があるのでしょうか。
今回は、アバターコンシェルジュの魅力をお伝えします。
2020年9月にオンライン観光案内を開始
東京観光情報センターは、2020年9月にオンライン観光案内を開始しました。オンラインでは音声やチャットでの案内や、画面共有機能を活用した観光情報の提供を実施。
それまで窓口へ足を運ばなければ得られなかった情報を、自宅やスマートフォンなどから手軽に入手できるサービスは、順調に利用者を増やしてきました。
アバターコンシェルジュで視覚的な魅力アップ
オンライン観光案内の音声案内は、静止画のみが表示されていました。静止画でも有益な情報を提供できますが、どこか機械的な印象はぬぐえません。そこで、2022年10月にスタートしたのが、今回ご紹介するアバターコンシェルジュです。
オンライン観光案内にアクセスし、希望言語を選択すると、アバターコンシェルジュが画面に表示されます。
アバターはただ音に合わせて動くのではなく、「NICE CAMERA(ナイスカメラ)」というアバターサービスを採用し、東京観光情報センターのスタッフの表情や動き、声に対応。WEBカメラで読み取った動きをアバターに連動させます。
リアルな動きをするアバターの活用で、視覚にもアプローチ。サービスの魅力アップを図ります。
さらなる満足度向上に貢献か
アバターコンシェルジュはスタッフの動きに連動するだけでなく、スタッフの操作によってほほえみやお辞儀をすることも可能です。動きや表情の幅が広がれば、オンライン上でより人間味ある接客を実現できます。
加えて、オンライン観光案内では画面上でイラストや文字により意思表示できる「スタンプ機能」、キーボードによる「ハンドアクション機能」、「全身アクション機能」にも対応。魅力的な機能や3つのデザインのアバターで、何度も利用したくなるような、満足度の高いサービス提供を目指します。
新機能の実装により、顧客満足度を向上させ、より活用されるサービスになることが期待できそうですね。
リアルに近づくオンラインサービスを活用しよう
ネットショッピングやネット上での情報提供など、オンラインを活用したサービスは多く存在します。文章や動画、写真などさまざまな工夫を凝らした既存のサービスも確かに便利ですが、リアルな世界と同じような感覚はありません。
VRのような没入感の高いツールを使用しなくても、画面上に動くアバターが登場するだけで、オンラインもリアルに近づきます。こうしたサービスを活用し、人との交流を楽しむのもよいかもしれませんね。
ちなみに、東京観光情報センターバスタ新宿では、着物姿のスタッフが対応してくれます。アバターコンシェルジュのデザインにも、同様の着物を着たものがありますので、お近くの方は、ぜひリアルとオンライン両方の衣装を見比べながら、サービスを利用してみてください。