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講談社制作のVRアニメ、国際映画祭で最優秀VR短編賞を受賞!

世界各地で開催される映画祭。最近はVR部門を設けるものも増えており、VR映像への高い注目度がうかがえます。以前にメタバースニュースでもご紹介した「Thank you for sharing your world」が、ルーマニアの首都・ブカレストで開催された第17回ブカレスト・アニメーション国際映画祭で、最優秀VR短編賞を受賞しました。

作品の概要を今一度振り返り、監督の受賞コメントなども見ていきましょう。

「Thank you for sharing your world」とは

「Thank you for sharing your world」の主人公は、盲目の少年タカシ。彼は小学校の頃に病気で視力を失い、日常の楽しみを失っていました。

そんなタカシはある日、軽度自閉症の幼馴染・シンジに誘われ、2人で蒸気機関車のセレモニーを見に行きます。道中でケンカをしてはぐれてしまった2人ですが、多くの人のサポートもありセレモニー会場で再会。

VR映像としてのクオリティはもちろん、2人の少年の友情、タカシの心情の変化を描くストーリーが高く評価された同作品は、台湾の国際映画祭にもノミネートされています。

企画・制作を行ったのは…

「Thank you for sharing your world」は、株式会社講談社VRラボが企画・制作を行ったVRアニメーションです。「短編賞」を受賞していますが、作品尺はおよそ33分。メタバースニュースで過去にご紹介したVR映像と比べると、長いものとなっています。

企画・制作を行った講談社VRラボは、幅広い書籍の出版を事業とする講談社が、株式会社ポリゴン・ピクチュアズとともに2017年に設立。ポリゴン・ピクチュアズは、世界のさまざまな賞を受賞する、高品質なコンピューターグラフィックス・アニメーションを手掛ける会社です。

監督が喜びのコメントを発表

今回の受賞について、監督の作道雄氏は、次のようにコメントしています。

「とにかく、嬉しい気持ちでいっぱいです。本作は、盲目の中学生を主人公としています。製作にあたり、盲目の方に取材をさせていただきました。知らない世界を知ろうとすることは、ともすると、他人の領域に無神経に足を踏み入れてしまう行為にもなるので、躊躇う気持ちもありました。

しかし、私が取材した盲目の方々は、普段から前を向き笑顔で社会と共に生きていらっしゃいました。脚本にも好意的なコメントをくださいました。」

また、タイトルの「Thank you for sharing your world」は劇中のセリフであるとともに、監督自身の、盲目の世界を教えてくれた方への感謝の気持ちを表しているとのこと。また、およそ2年の制作期間を共に乗り越えたスタッフへの感謝も、述べています。

世界からも注目される日本のVRアニメを楽しんで

「Thank you for sharing your world」は、2023年中旬頃から一般向けのオンライン配信が開始される予定です。ぜひ世界中で評価される作品の世界観を、楽しんでみてください。

VR作品というと、これまでは海外の作品が高評価を得ている印象でした。しかし最近は日本でも素晴らしいクリエイターが多く登場し、国内、海外で評価される作品が徐々に増加しています。

今後も、世界で注目を浴びる国内作品をご紹介していきます。ご期待ください。

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