「未来のネットの学校」として注目を集める角川ドワンゴ学園が、新たにバーチャルツアーの提供を開始しました。さまざまな観光地を訪問できる魅力的なサービスに、注目が集まっています。
今回は、バーチャルツアーの詳しい内容をご紹介します。
角川ドワンゴ学園とは
角川ドワンゴ学園は、VRやパソコン、スマートフォンを活用した、ネットの学校です。創立したのは「ニコニコ動画」などのサービスを提供するIT企業・ドワンゴと、設立70年を超える出版社・KADOKAWA。2016年の開校以来、多くの生徒を受け入れており、2022年6月現在、全国で20,000人を超える生徒が角川ドワンゴ学園で学んでいます。
本校所在地とスクーリング参加場所の異なるN高等学校、S高等学校では、通信制高校の制度を利用し、高校卒業資格も取得可能です。ネットを活用することで、従来の通信制高校にはない、新たな可能性や学びを提供してくれるという期待から、日本1の生徒数を誇る高校としても知られています。
バーチャル空間での社会見学を実現
そんな角川ドワンゴ学園が、2022年10月よりバーチャルツアーの提供を開始。バーチャル空間での社会見学を実現してくれる新たなサービスは、N高等学校・S高等学校の生徒に向けたものです。
バーチャルツアーではVRヘッドセットを装着すると、バーチャル空間上に再現された国内の史跡や観光地、企業などを訪れられます。リアルな映像はもちろん、環境音も再現することで、高い没入感を実現します。
バーチャルツアー第一弾は、歴史的建造物の多い京都にある、世界遺産・仁和寺の境内を訪れられるコンテンツです。国宝に指定されている金堂、重要文化財に指定されている五重塔など、一般拝観可能な場所へ、自宅などにいながら気軽に訪問できます。
ただ歴史的な場所を訪れるだけでなく、その場所にまつわる歴史などを学べる説明を読んだり、空間内にいる自身のアバターによる記念写真撮影も可能です。
今後もさまざまなツアーを提供予定!
今後、バーチャルツアーでは、富士山頂までを含む富士山周辺の自然を体感できる「富士山」や、第二次世界大戦沖縄戦の史跡、幕末をテーマにして京都を巡る「幕末京都」など、さまざまなツアーを提供する予定です。
実際に足を運ぶのが難しい場所にも、簡単に訪れ、その場所の雰囲気を楽しんだり、歴史を学んだりできる魅力的なサービスで、角川ドワンゴ学園の生徒たちは、よりよい学びを得ることができるのではないでしょうか。
魅力的な学びを提供してくれる高校で、青春時代を過ごしては
今回ご紹介したサービスは、N高等学校・S高等学校の生徒限定で利用できる学習アプリ「N予備校」で提供されます。一般の方は残念ながら利用できませんが、角川ドワンゴ学園では20歳以上の方も学んでいますので、生徒として入学し、新時代の学びを体感するのも1つの方法です。
高校受験を控えている方は、進路の1つとして考えてみるのもよいでしょう。国内最大級の高校で、自分だけの青春時代を築くのも、楽しいかもしれませんね。