2022年10月18日、KDDIは法人向けサービス「KDDI XR Cross Portal」を開始しました。ARやVRコンテンツ運用のための新たなサービスには、どういった魅力があるのでしょうか。
今回は、「KDDI XR Cross Portal」についてご紹介します。
「KDDI XR Cross Portal」とは
「KDDI XR Cross Portal」は、企業や自治体がAR・VRコンテンツを作成したり、管理や配信を行うためのサービスです。
Webブラウザ上でのアクションを可能とするもので、観光地や商業施設におけるXRを活用した販促施策向けのツールとして、サービスの普及を目指します。
企業や自治体のメリット
企業や自治体が「KDDI XR Cross Portal」を利用する大きなメリットは、Webブラウザですべてのアクションを完了できる点でしょう。コンテンツ作成や管理、配信をWebブラウザ上で完結できるので、VRを再生するためのアプリを開発する必要がありません。
アプリ開発にかかるコストを削減し、よりスムーズなXRコンテンツ導入を実現する「KDDI XR Cross Portal」が普及すれば、さらに多くの企業や自治体が、XRコンテンツを提供してくれることが期待できます。
ちなみに、ARに関してはVPS技術を活用。カメラに風景を写すと位置を推定してくれるので、コードやマーカーの読み取り不要で、スムーズなAR体験を提供できます。
サービスを利用する魅力は
企業や自治体など、XE体験を提供する側には、さまざまなメリットがある「KDDI XR Cross Portal」。では、サービスを利用する「ユーザー」にとっての魅力は何でしょうか。
「KDDI XR Cross Portal」は、自宅にいながら体験可能なVRコンテンツも作成可能ですので、現地に足を運ぶ方だけでなく、より幅広い地域の方に、観光地や商業施設の魅力を伝えることができます。自宅でのVR体験を通し、遠方にいてもその場所やものの魅力を知ることができれば、実際に現地へ訪れる、EC誘導でオンラインショッピングを楽しむなどの、アクションを起こすことが可能。
これは企業や自治体にとっても、顧客誘致や販売機会創出につながるので、双方にとって非常に魅力的なサービスだといえます。
法人向けサービス活用で、より手軽なXR体験可能な時代へ
「KDDI XR Cross Portal」を提供するKDDIは、これまでにも法人向けのXRサービスを数多く展開しています。企業や自治体がニーズに合ったサービスを活用することで、ユーザーにより魅力的な体験を提供してくれることを、今後も期待したいですね。
メタバースニュースでは、KDDI、そしてさまざまなXRコンテンツの動向を、これからも追っていきます。