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東大生産技術研究所、ニューヨークで国際シンポジウムを開催

東大生産技術研究所は10月13日、ニューヨークで国際シンポジウムを開催しました。このシンポジウムは東大ニューヨークオフィスと共催。オンラインでの参加も受け付けました。

今回は、どういったシンポジウムが開催されたのか、概要をご紹介します。

東大生産技術研究所とは

東大生産技術研究所(略称生研)は、東京都目黒区駒場に拠点を持つ工学を中心とした研究所です。120名を超える教授、准教授,講師のそれぞれが研究室を持ち、国内外から1,000人を超える研究者たちが基礎から応用まで、明日の暮らしをひらくさまざまな研究を行っています。

研究室は5研究部門のいずれかに所属し、そのうちの半数は研究センター、連携研究センター、基盤などにも属しています。また、いくつかの研究室がまとまり、共通の研究目的で研究グループや研究会、研究ユニットを作り、さらに発展して独自の予算とスペースを獲得できる研究センターになることもあります。

活動領域は量子レベルのミクロな世界から地球・宇宙レベルまでと大きく、工学のほぼすべての分野をカバーしています。(東京大学生産技術研究所ℍP 生研についてより)

「コモングラウンド」に関する国際シンポジウムを開催

そんな東大生産技術研究所が、「2022 Common Ground Symposium in NYC」という国際シンポジウムを、ニューヨーク・ミッドタウン横のルーズベルト島にて10月に開催しました。共催したのは東大ニューヨークオフィスで、リアル、オンラインで多くの方が参加しました。

「コモングラウンド」は概念の1つで、もともとは元人工知能学会会長で、現在福知山公立大学情報学部長を務める、西田豊明教授が提唱し始めたといわれています。

人間社会と人工知能が共に依拠または参照できる「共有基盤」を意味し、会話情報学の文脈では、単なる辞書的な意味だけでなく、コミュニケーションの上で共有されるイメージや構造、背景によって会話を成立させていると考えられます。この共通認識が、「共有基盤」、つまりコモングラウンドです。

研究者、専門家が登壇

東大生産技術研究所の論文によると、前述の「コモングラウンド」を空間記述の領域に拡張。「様々な形態の非人間エージェントが日常生活で活動し始めた現在、物理空間とバーチャル空間、あるいは人と非人間エージェントとの間で相互に読み取り可能な、十分に汎用的なデジタル空間記述形式を確立する必要性が急速に高まってきている」としています。

これについての解説講演が実施された今回のシンポジウムでは、東大生産技術研究所の野城智也教授、建築家である豊田啓介氏やゲームAI研究で知られる三宅陽一郎氏らが登壇。また、アメリカの産業界やアカデミアからの研究者によるパネルディスカッション、ネットワーキングパーティーも行われ、専門的な知識や情報を吸収したい多くの方にとって、有意義な時間となりました。

専門性の高いイベントにも参加してみよう

今回ご紹介したシンポジウムのような、専門性の高い内容を取り扱うイベントに参加するのは、その分野について専門的に取り組む、一部の研究者です。しかし、オンラインでの参加が可能なイベントなら、内容に少し興味があるという一般の方も、気軽に参加できるでしょう。

オンライン、バーチャルで参加できる専門性の高いイベントにもぜひ参加し、幅広い知識を身に着けてはいかがでしょうか。

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