Tap Systemsが開発を進めていた「TapXR」の発売が決定。購入予約を開始したことが発表されました。期待の製品には、どういった魅力が隠されているのでしょうか。
今回は「TapXR」に関する情報を、お届けします。
「TapXR」とは
「TapXR」は、手首に装着し、キーボードを操作できるウェアラブルコントローラーです。手元でタイピングをすると、モーションセンサーと視覚センサーが作動。ユーザーの指の動作を感知して、キーボード入力を実行してくれます。
開発元のTap Systemsによるとタイピング速度は「片手で1分間に70ワード以上」とのこと。ちなみに、コントローラー側での触覚フィードバックはありません。
「TapXR」を手がけたTap Systemsは、2015年創業のスタートアップ企業です。アメリカ・ロサンゼルスに拠点を置き、「TapXR」をはじめ、各種ウェアラブルデバイスの開発などを行っています。
さまざまなVRデバイスに対応
「TapXR」はBluetooth経由で接続されます。スマートフォンやタブレットのような、私たちの身近なデバイスをはじめ、スマートテレビ、AR・VRヘッドセットなど、幅広いデバイスで使用できます。
昨今はヘッドセットにもさまざまな種類がありますが、Meta Questはもちろん、Microsoft HololensやMicrosoft Mixed Reality、Magic Leap、Lenovo、Nreal、PICO、HTC VIVE、エプソンのMoverio、Vuzix、Realwearなど、多くの製品に対応していますので、ご自宅にあるVRヘッドセットに対応しやすいのも魅力でしょう。
発売は2023年初旬
Tap Systemsによると、「TapXR」の発売は「2023年第1四半期」とのこと。3月くらいまでには、製品が手に入ります。現在、公式サイトにてWEB予約を実施中で、10月21日時点での販売価格は、249ドルとなっています。日本円で35,000円前後と決して安価ではありませんが、これまでにない体験を実現してくれるので、購入する価値があるのではないでしょうか。
「TapXR」は、100以上のコマンドがあり、ユーザーでカスタマイズできるのも特徴です。2時間の充電によるバッテリー連続駆動時間は10時間で、長く使用できるのもうれしいポイントです。2種類のサイズ、6色のカラーから、自身に合ったものを選べますので、ぜひチェックしてみてください。
新時代の機能で、より快適に
キーボードなしでタイピングができるのが新たな魅力です。これまでは指に装着するタイプのデバイスが主流でした。今回ご紹介した「TapXR」は、負担の少ない手首装着式で、指の細かな動きを検知してタイピングを実行してくれます。
詳細情報のチェックや予約は、公式サイトから。キーボードなしでもタイピングができる、便利でちょっと不思議な未来を、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。