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「HoloLens 2」で歌舞伎鑑賞!字幕で情報を確認しながら楽しめる

さまざまなジャンルで活用されるVRやAR、MRですが、伝統的な歌舞伎への導入が試験的に実施されました。この記事では「HoloLens 2」を使用した歌舞伎鑑賞の魅力や、体験者の感想をまとめています。

早速、見ていきましょう。

伝統芸能と人気ホラーの融合が魅力の歌舞伎「時超輪廻古井処」

今回体験会が行われたのは、大阪松竹座。演目は、「時超輪廻古井処(ときをこえりんねのふるいど)」でした。これは、大人気ホラー・リングシリーズに登場する「貞子」と、伝統芸能である歌舞伎の演目「播州皿屋敷」のコラボレーションです。

舞台は室町時代後期と、その500年後の現代。「古井戸」や「ビデオテープの映像を見た7日後に怪死する」という「リング」のストーリーと、「皿を紛失した濡れ衣をお菊という人物に着せて殺害する」という「皿屋敷伝説」のストーリーを融合させた、内容となっています。

古井戸を通し、時空を超えて交錯する2つのホラーを歌舞伎で表現するという新スタイルに加え、片岡愛之助、今井翼などの人気俳優が出演することも、大きな注目を集めました。

MRを活用した歌舞伎鑑賞を実施

「時超輪廻古井処」は、2022年10月3日から25日まで35公演ほど行われました。そのうち、10月18日から24日には、MRを活用した事業検証を実施。Microsoft社製のMRヘッドセット「Microsoft HoloLens 2」を装着しての鑑賞を、観客が体験しました。

MRヘッドセットを装着することにより、観客は舞台の進行に重ねて、登場人物の紹介や歌舞伎の見どころなどの字幕を見ることが可能に。字幕は日本語はもちろん英語にも対応しており、さらに聴覚障害者の方向けの文字情報を提示する、バリアフリーなサービスとしても活用できます。

体験会に参加した方の声

MRヘッドセットを装着しての歌舞伎鑑賞を体験した方からは、「すごく楽しめた」という感想が届きました。歌舞伎は登場人物の見た目や台詞(せりふ)などが、現代とは異なる部分も多いので、ストーリーがわかりにくいところもあります。しかし、ヘッドセットを装着すれば字幕が誘導してくれるので、字幕なしだと意味がわかりにくいところも、スムーズに理解できたといいます。

登場人物やストーリーがすんなりと入ってくることで、より作品の世界観に没入することが可能です。また、舞台の演出という視覚的な情報に集中しすぎて台詞を聞き逃し、結果としてストーリーがわからないということも避けられ、MRヘッドセットで物語の内容を余すことなく楽しめた」という意見も。

全体として好意的な意見が多く、MRヘッドセットを導入することで、より歌舞伎の舞台を楽しめたことがわかります。

新たな楽しみ方は今後普及するのか

試験的に実施された今回の体験会では、ポジティブな感想が多く寄せられました。今後も体験会を重ねることで、XRを活用した新たな歌舞伎の楽しみ方が確立されるのではないでしょうか。

歌舞伎そのものも、現代との融合やアニメの歌舞伎化など、新ジャンルの確立で可能性を広げています。新たな演目や新たな楽しみ方で、より多くの方が歌舞伎に親しみ、日本の伝統芸能を後世まで引き継いでいけるとよいですね。

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