ブランドのワールドなどでも話題になっているオンラインゲームプラットフォーム「Roblox」が、アバターファッションに関するアンケートを実施。その結果を、公式ブログで発表しました。
今回は、「Roblox」が実施したアンケートの内容を、ご紹介します。
「Roblox」がアバターに関するアンケートを実施
「Roblox」のアンケートは、英語圏の14~24歳、1000名を対象に実施されました。「2022 Metaverse Fashion Trend Report」という名称の調査で、「Roblox」とアメリカのパーソンズ美術大学が共同で行い、その結果を「Roblox」の公式ブログで公開しています。
アンケートの結果によると、週に1度はアバターの服装変更を行っている人は全体の半数。また、2.5人に1人は現実よりもデジタル上での自己表現が重要だと感じているようです。
多くの人がアバターの見た目を重視
半数近くが、アバターを個性が表現できるツールだと回答。さらに、全体の43%はアバターによって自分に自信が持てるとしています。
服装はもちろん、肌の色や体格、髪の毛の色や肌質、ヘアスタイルなど、アバターそのもののカスタマイズができることも重視されており、理想の姿のアバターを完成させることが、他のユーザーとのより深い交流にもつながっているのではないかと、「Roblox」は考察しています。
現実と仮想空間での相互作用も
服装に関しては、ユーザーの70%がアバターファッションに現実のトレンドを取り入れているそうです。反対に、アバターのファッションから得たヒントを、現実世界の服装に生かすこともしており、現実と仮想空間における相互作用も見られます。
仮想空間だけを見てみると、現実世界ではなかなか取り入れられない有名ブランドのアイテムをアバターに着用させたいという回答者が全体の3分の2も存在し、仮想空間ならではの魅力が、存分に活用されていることも、わかるのではないでしょうか。
リアルもバーチャルも!トレンドを取り入れたファッションを楽しんで
バーチャル空間のコンテンツを楽しむことはもちろん、空間を自由に動き回るアバターが、どういったファッションをするのかを重視している人も多いことがわかりました。トレンドやブランドを、リアルよりも取り入れやすいアバターファッションが、現実世界でのファッションのヒントになっていることが、アパレル業界などにどういった影響を与えるのかも、今後の見どころだといえます。
バーチャルでのファッション重視は、デジタル専門のブランドやデザイナーが誕生するきっかけにもなるかもしれませんね。