全編「VRChat」を使って制作された「We Met in Virtual Reality」というドキュメンタリー作品が、日本でも日本語字幕で見られるようになりました。仮想空間で起こる人々の日常は、見る人たちにどのような体験をさせてくれるのでしょうか。

今回は「We Met in Virtual Reality」の魅力、そしてU-NEXTでの視聴方法などをお伝えします。

「VRChat」で撮影の長編ドキュメンタリー

全編「VRChat」を使って制作された「We Met in Virtual Reality（私たちはVRで会った）」は、2021年アメリカで行われたサンダンス映画祭にて公開されました。また、「VRChat」を使った長編ドキュメンタリー作品として注目をあび、「レイダンス映画祭」というイギリスの国際映画祭でもVR部門「Raindance Immersive」にノミネートされました。

「VRChat」は、バーチャル空間にアバターをログインさせ、複数人でコミュニケーションを取ることができる「ソーシャルVR」というジャンルのアプリです。コロナ前の2019年後半頃は、同時接続数7,500〜8,000人程度でしたが、コロナが流行し始めアプリの利用人数が急激に増え始めました。また、「メタバース」が注目をあびてきた2022年1月時点では、同時接続数が約42,000人になったとされ、現在でも30,000人超えのアバターがバーチャル空間を共有しています。

そんなVRChatを活用して制作された「We Met in Virtual Reality」は、イギリスのジョー・ハンティング監督が手がけた、約90分間の作品。終始現実の世界は登場せず、新型コロナウイルスが流行する2020年〜2021年の仮想空間内での日常を映し出しています。

ロックダウンがありながらも、仮想空間内での日常風景や人間の恋愛、精神的な感情の変化をドキュメンタリー映像として表現した作品です。

作品内で注目した風景は「2組のカップル」です。2組のカップルはメタバース内で出会い、恋人関係になりますが、現実世界では何千キロも離れて暮らしているので実際に会ったこともありません。しかし彼らはそんな物理的な問題は気にしないのです。

何か劇的なハプニングが起こるわけでもなく、仮想世界で生きる人々にしか起こり得ない日常を、私たちは映画を見ることで体験できます。

7月にはHBO Maxにて配信開始

そんなVRSNS「VRChat」で撮影された「We Met in Virtual Reality」は、2022年7月末にはアメリカの大手放送局の配信サービス「HBO Max」にて配信が開始されました。

U-NEXTは2021年3月30日に、HBO Maxの親会社「ワーナーメディア」と独占パートナーシップ契約を結んだので、日本でも「U-NEXT」に加入することで日本語字幕版でHBO Maxの作品を視聴することができます。

U-NEXTでの視聴方法は

U-NEXTは国内で人気のビデオオンデマンドの1つで、視聴できる動画本数は26万本を超えています。そのうち、見放題作品は約24万本あり、会員になると月額2,189円（税込）で見放題作品の視聴や、ポイントを利用しての有料作品視聴が可能です。

既にU-NEXTに加入している方は、ぜひこの機会に注目の作品を楽しみましょう。

U-NEXTに加入していない方もトライアル期間を活用することで、「We Met in Virtual Reality」を視聴できます。

U-NEXTには31日間の無料トライアル期間があり、期間中は非会員でも無料で動画を視聴することができるのでおすすめです。その他の見放題作品も楽しめますし、課金をすれば有料作品も視聴できます。

ただし、トライアル期間を1日でも過ぎてしまうと、自動的に月額料金がかかってしまうので注意しましょう。

今後も「VRChat」発の映像に期待！

「We Met in Virtual Reality」は全編「VRChat」を使って制作されたドキュメント作品です。作品を通して、仮想空間内での日常風景や恋愛、精神的な感情の変化を、追体験させてくれるでしょう。

これからも「VRChat」を活用し、どのような映像やコンテンツが生み出されるのかに、期待が高まります。