VRを活用したゲームには、従来のテレビゲームなどと同様に幅広いジャンルのものが存在します。今回ご紹介する「WHAT THE BAT?」は、バットを振り回しながら「バットの真理」を追究するという、今までにない感覚を味わえるものです。
早速、ゲーム制作の経緯や内容などを見ていきましょう。
「WHAT THE BAT?」制作の経緯
「WHAT THE BAT?」は、「手に持つものがバットしかないのなら、すべてが野球に思えてくる」という考えのもとに制作されました。プレイヤーはこの思想の真理を追うために、バットを持って、さまざまな課題に挑みます。
高度な物理演算処理を施したバットの挙動には、自分の手が本当にバットになってしまったかのうような感覚を覚えます。VRならではのリアルな感覚でバットを振り回せば、すべての課題を終えたときに「すべてが野球」という考えを理解できるのではないでしょうか。
100以上の課題をクリアして、真理を追う
バットを使って行う課題の数はなんと100以上。野球としてはスタンダードなバッティングはもちろん、射撃や駐車、お絵かき、朝食作り、魚釣り、サッカーのPK対決、犬をなでるなど、さまざまなジャンルの内容が用意されています。
プレイヤーは両手にバットを持ち、それぞれの課題をどうクリアしていくのか考え、実行します。ただのスポーツゲームではなく、しかしアクションゲームでも料理ゲームでも、ペット育成ゲームでもない、「ジャンルを決められない、よくわからない‘なにか’」をプレイしていると不思議な感覚に陥りますが、課題クリアのために試行錯誤するうちに、ゲームのストーリーにのめり込めます。
「WHAT THE BAT?」をプレイするには
2022年11月18日に販売が開始された「WHAT THE BAT?」は、Steam、Meta Quest Storeで購入できます。共に税込み2,490円で、日本語にも対応。完全なVR専用タイトルとなっていますので、VR機器をお持ちの方はもちろん、VRゲームにまだ触れていない方も、ぜひこの機会にヘッドセットなどを購入してみてはいかがでしょうか。
1人称視点、直感重視の操作で、独特の世界観をお楽しみください。
新感覚のジャンルを楽しもう
ゲームは「RPG」「スポーツ」「格闘」などある程度1つのジャンルに特定できますが、「WHAT THE BAT?」はジャンルを特定できない、新感覚のゲームだといえます。
ゲームの内容はもちろん、シュールでかわいらしいイラストにも注目です。未知の世界を体験し、ぜひバットの真理を突き詰めましょう。